人気スパイ映画の007シリーズでジェームズ・ボンド役を演じるダニエル・クレイグ氏が、映画でのAndroidスマートフォンの使用を断っていたことがわかりました。
SonyやSamsungが、最新作”Spectre”内で、ジェームズ・ボンドの愛機として、自社製端末を使用させる案が持ちかけられていたそうです。SonyのXperia Z4や、Samsung製端末の使用にあたり、両者が条件として提示していたのは500万ドルであったそうです。
しかしながらダニエル・クレイグ氏と監督がこれを拒否。理由は、ジェームズ・ボンドの使う道具は常に最高でなければならないという考えによるもの。
映画とは別に、SonyはXperia Z5とRX100M4を宣伝するPVを作成、”Made for Bond”としてアピールしていました。ただしこの作品は映画とは異なるあくまでCMであり、劇中での使用者もボンドではなく、ナオミ・ハリス演じるマニーペニーが使う道具に過ぎませんでした。
Sony Picturesで制作となってから、007シリーズでは随所にSony製品がちりばめられています。ジェームズ・ボンドがSony Ericsson製の携帯電話を活用するシーンも印象的でした。ボンドカーが実際に発売されたり、ダニエル・クレイグ氏も制作に携わった限定モデルのオメガ腕時計も発売されたりしています。確かにジェームズ・ボンドは男の憧れの象徴であり、最高の道具を使うという方針にも納得です。少なくとも、Galaxyの最新機種と、Xperia Z4は、ジェームズ・ボンドにとっては、最高の道具とは言えなかったということになります。