香港の電波行政の所轄機関「通訊事務管理局弁公室(OFCA)」は、2016年5月10日より香港でPHSの所持と利用を全面禁止します。
これはPHSに割り当てられてきた無線周波数帯のライセンスが切れるため。
香港におけるPHSは、1997年よりサービスが開始されましたが、2013年5月9日に新規受付や販売が終了。猶予期間内に3G/4Gサービスに変更するようアナウンスされてきました。その猶予期間もついに終了ということです。
今後、香港でのPHSの所持と利用は現地法令の電訊條例106章に違反します。罰則は、罰金5万香港ドル以下、または2年の禁固刑。これは外国人にも適用されるので、香港政府のOFCAだけでなく、観光局や在香港日本国総領事館も注意を呼びかけています。
日本国内では、WILLCOMを引き継ぐY!mobileがPHSサービスを継続しています。筆者も京セラ製PHS「LIBERIO 2」を依然として契約中です。香港に行く際には十分な注意が必要です。