Xperia X Performanceのバッテリー容量について、国際版が2700mAhであったのに対し、国内版は2570mAhに減少しています。
この件についてSony Mobile広報に問い合わせたところ、この2570mAhというのは国内版モデルの最終値として間違いないとのこと。
この差は、国内外の記載ルールの違いから来るものであり、電池パックは同一のものを使用しているとしています。あくまで表記が違うだけだそうです。
国際版も国内版も、物としては2700mAh。しかし国際版も国内版もフルの容量を全て使っているわけではなく、あくまで2570mAhまで充電できる仕様にしているとのこと。海外では、単純にデバイスのスペック表記をするので、表記は2700mAh。これに対し、国内においては実利用に基づいた表記にしなければならないため、表記は2570mAh。
仕様は同じであるのに、「国際版は2700mAh、国内版は2570mAh」という表記の違いになっているのは、このためのようです。
なぜそのような仕様にしているのか、これはQnovo社のバッテリー制御技術との兼ね合いかと訊くと、Qnovoの技術とはまた別とのこと。130mAhを空けておくことによる恩恵はどのようなものかとの質問については、詳細は申し上げられないとしつつも、パフォーマンスを考えた上で最適な値が2570mAhであるそうです。
少なくとも、日本独自仕様のために電池容量を削減したというわけではなさそうです。