玉石混合のイヤホンにニューフェイスです。イヤホンにいくらまでお金をかけることが出来ますか?5000円?10,000円?20,000円?手を出し始めると切りがありません。高級なイヤホンに手がなかなか出ないという方におすすめなのが、今回レビューするAUGLAMOUR R8 です。本製品はAndoer-JPさんよりレビュー用のサンプル機材を頂戴いたしました。
装着感は良好だが人を選ぶかも
イヤホンケーブルは本体上部についているため、いわゆる「SHURE掛け」の装着が標準となります。本体は人の耳にフィットするように設計されたのか、かなり特徴的なデザインをしています。ぴったりとはまる人には高い装着感が得られるでしょう。筆者もご多分に漏れず良好な装着感を得ることができました。
全体的な荷重のバランスが良く、長時間装着していても耳が痛くなることもありません。また、メタリックな筐体は高級感があり開発者のこだわりが感じられました。
ケーブルは全体的に細く柔らかいため取り回しのしやすさが際立ちます。また、ケーブルの柔らかさを補うために、SHURE掛けをした際に耳の上に当たる箇所にTPU製のチューブが付けられており、装着感の高さをさらに高めています。イヤーピースはシリコン素材でできたものが大中小サイズ毎に1つずつ。さらに、コンプライのような縮めて耳に挿入するタイプのイヤーピースが1つ付属していました。
この製品の致命的な欠陥を上げると、イヤホン本体からケーブルが抜けやすいことです。ケーブル脱着式のイヤホンは、断線による故障の影響を受けないというメリットがありますが、本体とケーブルの接点がやや弱くケーブルが結構簡単に抜けてしまいます。そのため、そのまま鞄に放り込むようなことをせず、付属のケースに収納することをお忘れ無く。
強めな低音域に埋もれない中音域
音質は全体的に低音域寄りとなっているため、低音の効いた音楽を楽しむことができます。ただ、全体的に音の解像度が高いため、女性ボーカルが低音に埋もれるようなこともありません。
筆者は倉橋ヨエコの曲が好きなのですが、倉橋ヨエコの女性の中でもやや太めなボーカルとの相性も高く、全体的に緩急の激しい楽曲を聴くと、澄んだボーカル激しい低音の温度差を肌に感じることができます。ただ、ピアノのような音域はやや苦手なのか、少し音が埋もれてしまっている印象を受けてしまうのが残念です。
高音域のバランスは良くシャリシャリ感や女性ボーカルのサ行が耳に刺さるような不快感もありません。この価格帯のイヤホンはドンシャリ(高音と低音が強い)の音作りの傾向が高いため、低音に寄りながらも、女性ボーカルを綺麗に聴かせてくれる本モデルはやや珍しい存在と言えるでしょう。
総合的に見ていくと4,500円で販売されているイヤホンとは思えない品質で、安直な言葉ですがコストパフォーマンスの高い一台と言えます。ケーブルがイヤホン本体から抜けやすいという欠点さえ目を瞑れば、なかなかの製品だと思います。
今回、7月10日まで有効な10%オフのクーポンをご用意していただいたので、気になった方は是非チェックしてください。クーポンコードは「NG9LEZXD」です。販売元が「Andoer-JP」になっていないとクーポンが使えないのでご注意ください。
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