Huawei Japanは、日本国内でSIMフリー端末「Ascend Mate 7」に対して、Android 6.0 Marshmallowの提供をアナウンスしました。
Ascend Mate 7は、2014年に発売された高性能なファブレットモデルで、6インチディスプレイを持っており、愛用者も少なくないかと思います。案外、国内販売されているSIMフリーモデルはOSアップデートに積極的ではないものもあるので、こういった点は他社への差別化ポイントとしても重要ですね。
ソフトウェアアップデートは8月31日11時より順次配信が開始されます。約一ヶ月間で全ユーザーにアップデート通知が降ってくる予定です。
なお、今すぐにアップデートを適用したいユーザーは、Google Playから「HiCare」アプリをインストールし、OSのアップデート早期導入をタップすることで適用可能です。
Android 6.0へのアップデート以外にも、EMUI 4.0へのアップデートも行われます。早速アップデートしてみましたが、動作の機敏さなどに特段に支障が出るようなことはありませんでした。が、中にはOSアップデート直後から極端に重たくなったという人もいるはずですから、そういう場合は初期化が必要です。最悪初期化を余儀なくされる場合もある、ということを念頭に置いてアップデートに踏み切るのがよいでしょう。
このほか、ギャラリーの操作性の改善、連絡先やSMSの機能向上、水準器付きコンパスアプリの追加、電源ON/OFFタイマー機能が追加。さらにETWS(緊急地震速報)にも対応します。
細かい部分ですが、スクリーンショットに「スクロールショット」機能が追加されました。
スクリーンショット実行時、右下の「スクロールショット」ボタンをタップすることで、縦スクロールを行いながら、縦長のスクリーンショット画像を撮影できるというものです。
この機能はSamsungがGalaxy Noteシリーズに率先して実装し、Huaweiがこれを追う形で導入したものです。Huawei P9でWeb画面をメモ代わりに保存する時などに重宝していたので、画面の大きなMate 7でも利用できるのは嬉しいですね。
2014年発売モデルながらも、一般的でない画面サイズのおかげで現役の本機種。主に漫画や雑誌等カラーページのある電子書籍の消費や、動画視聴などの用途がメインではありますが、これからも活躍してもらうことになりそうです。