限られた机のスペースをいかに効率良く利用するか。複数台のパソコンやマルチモニタ環境を利用しているユーザにとって、限られたスペースの有効活用は死活問題です。
かくいう筆者も机はなるべく広く使いたいタイプで、L字型デスクを愛用しています。しかし、机の上がゴチャゴチャとし始めると、せっかくの広いスペースが有効活用できません。
そんな時あると便利なアイテムが別途取り付けるノートパソコン用のアームスタンドです。机に取り付ければさらにワークスペースを広げることができます。今回、Loctek社よりサンプル製品の提供を受けたためレビューをしていきます。
金属製アームで質実剛健な造り。動きはスムーズ
箱を持つとまず驚くのがその重量で、なんと9kgもあります。設置する机の強度やバランスなどはあらかじめチェックしておく必要があるでしょう。設置方法はクランプ式とグロメット式の2つが選べます。
組立はマニュアルがイラスト付きでわかりやすく、組立をする上で不自由することはありませんでした。ただ、所々、日本語がおかしい所があったのはご愛敬と言ったところでしょうか。不自然な日本語に惑わされるのが嫌な場合は英語のマニュアルを見ながら組み立てるのも良いでしょう。
組立は20分程度で完了しました。必要な工具やねじ類は全て付属しているので別途購入する必要もありません。
アームの動きはスムーズで、ストレス無く自分の好みの位置にスタンドを持ってくることができます。かといって、ヘニャヘニャということも無く、ノートパソコンを置いて肘をかけながらキーボードを叩いても、アームが勝手に動くことはありません。さすがはガス圧式を採用しているだけあります。自由自在に動くのにピタッと止まる様子には驚きました。
ただガッチリとした造りは短所とも言えます。造りがものものしいと言いますか、スリムな見た目を期待すると、ちょっと面を食らうかもしれません。
スタンディングデスクとしても使える
工夫によってはいろいろな使い方が出来る本製品ですが、机のスペース確保はもちろん、スタンディングデスクとして使えるのも気に入っています。長時間椅子に座っていると腰が痛くなってくるため、寝転がりながらパソコンを使うことが多くなっていた筆者にはまさに福音です。
もちろん、スタンディングデスクを使った仕事には向き不向きがあるため、必要ない時はアームを上げて収納してしまえば邪魔になりません。椅子に座りながら使う時は純粋にワークスペースを広げるノートパソコンスタンドとして仕え、事務的な作業に集中したい時、スタンディングデスクとしても使えるのは一石二鳥と言えるでしょう。
他にもベッドに固定すれば寝転がりながらのネットサーフィンが捗りそうです。天才プログラマとして知られる金子勇氏もベッドで寝転がりながらパソコンを使っていたので、そういった環境に憧れる人にもお勧めしたいです。
価格は22,600円と少し値が張りますが、このスムーズな動きと質実剛健さはまさに価格通りのクオリティと言っても良いです。
ロックテックLoctek ラップトップスタンド ノートパソコンアーム 10-17インチ対応S2L