インターネットに接続された何百ものIoTスマートロックが、ソフトウェアアップデートの失敗により致命的なシステムエラーが発生し、動作不能になる事件が起きました。
ArcTechnicaによると、これを引き起こしたスマートロックは、LockState社の「RemoteLock 6i」。先週、顧客はドアを通常通りにロック・ロック解除できないとの苦情を受けていました。
この原因は、LockState社が、後継機「RemoteLock 7i」用に開発したアップデートを、誤って「RemoteLock 6i」に配信してしまうというミスによって引き起こされました。
このアップデートによりサーバーに接続できなくなった「RemoteLock 6i」は、本社から遠隔アップデートで修正するなどの措置も受け付けなくなったとのこと。
この障害の影響は約500台。顧客はロックを切断してLockState本社へ返送して修理するか、代替品が送られてくるのを2週間待つかを選択することになります。代替品が送られてくる間、顧客は物理的な鍵を使用してドアロックを解除することができるとのこと。
影響を受けた顧客の約85%は、既に問題を解決しているそうです。