ロイター通信は、アメリカの検察当局が、中国のハイテク企業Huaweiを捜査中であると報じました。
これはHuaweiが2016年以降、米国の対イラン制裁措置に違反し、米国製部品を違法にイランに輸出した疑いによるもの。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙も米司法省がHuaweiを制裁違反の疑いで調査中であると報道しており、ロイター通信が追認する形となります。
ロイター通信曰く、Huaweiは「輸出管理、制裁法、国連、米国、EUの規制を含む、適用されるすべての法律および規制を遵守している」と述べたとのこと。
同じく中国メーカーのZTEは、対イラン制裁への違反が発覚後、罰金8億9000万ドルを支払いました。さらに米国当局への虚偽報告により、米国企業からの部品販売が7年間禁止される措置が講じられ、経営危機に陥っています。
Huaweiが適切な対処を行えば、罰金などで済まされる可能性もありますが、一歩間違えればZTEのような事態に陥ることになります。