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注目の電子ペーパー搭載Android「BOOX Note」の国内販売、直販と代理店が並存。その違いは?

注目端末「BOOX Note」が国内発売、しかし発売日に「ズレ」

 ONYXの電子ペーパー搭載Android端末「BOOX Note」が日本国内で発売しました。電子ペーパー、Android、4096段階の筆圧感知対応のWacomペンなど、非常に魅力的な仕様です。

boox-note

 しかし日本国内販売代理店のSKTの予告していた発売日よりも少し早く、ONYX Internationalが、Amazonにて販売を開始。注目製品だけに、しっかりチェックしていた人にとっては、少々混乱が生じる事態となりました。

SKTの説明は

 この件について、SKTは公式サイトにて理由を説明。メーカー側による世界販売の時期とSKT側の考える時期に不整合が生じており、確認が取れていなかったとのこと。

その理由としましては、Boox Internatinalは去年からAmazonのFBA(フルフィルメントバイアマゾン)を通じて、世界中で直接販売を行っております。そのため、当店としましても、ONYX側との様々な協議の結果、Amazonでの発売ブランド名を【SKTSELECT】に変更し、BOOX製品を取り扱うことにしました。

中国市場においては、ONYX側による直接販売と販売店が同じプラットフォーム上(タオパオ、天猫)で販売しております。また、当店の都合としましても、Dasung社のPaperlike(EinkPCモニター)という製品を取り扱っているため、直接の代理店となることは難しいこと、公費払いや代理店方式など、日本のお客様にとって必要な手続きがあるため、将来的にはONYXによる直接販売と当店による販売が並列で行われる形で落ち着きました。

ただし、発売時期に関して、BOOX側によるBOOXNOTEの世界販売の時期と当店側が考える時期(モバイル総合展後)と不整合が生じており、その確認がとれておりませんでした。そのため、問い合わせをしていただいたお客様や、商品のレビューをお願いしていたYoutuberの方、取材を計画されていた方に、多大なるご迷惑をかける事態に至っております。申し訳ございませんでした。

SKT株式会社

直販分とSKT販売分の違いは?

 メーカー販売分との差異として、SKTからの販売分は付属品が異なるとしています。

 すまほん!!編集部からSKT広報部に、具体的に付属品は何なのかと問い合わせたところ、ミヤピックスのノングレアフィルム、純正の保護ケース、Ankerのチャージャーとの回答でした。

 なお、SKT広報部曰く、使用中にEinkのパネルに筋が入る現象があり、もしこの現象が生じた場合、購入から3週間以内であれば交換対応を行う予定。このほか、アプリケーションの紹介も含めて、BOOX製品の価値を引き出し、ユーザーの生活の質の向上を図っていきたいとのことでした。

 この手の製品の国内代理店といえば、最近、中国メーカーUnihertzのスマホを日本に転売する業者が勝手に代理店を名乗り、やたら高額な値付けをした上でユーザーへの発送もなかなか行わないといった事件も発生しており、メーカーが直々に注意喚起をしたばかり。告知発売日とのズレから、そうした事例を思い出し、少し身構えた人もいたと思います。

 Onyx直販分の価格は、税込6万9800円。一方、SKT販売分も同じく税込6万9800円となっています。さらに、在庫がなければECサイト上からは売り切れと表示されているので、物がなくても注文を受けてユーザーに発送しない悪質な転売業者とは違いますね。

メーカーもフィルム/ケースは無料キャンペーン開始

 Onyx直販分のAmazonレビューには、発売直後に買った人による「SKTで買えばチャージャー・フィルム・ケースがついていた、失敗」とのコメントが残されていました。

 このコメントを受けてか、BOOX Noteの直販分と、指定のフィルム/保護ケースを同時にカートに入れると、フィルム/保護ケースの両方が無料で手に入るキャンペーンを、Onyx Internationalが開始していました。いい意味でメーカーと代理店が競い合っていますね。

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5月31日追記:メーカーのキャンペーンは終わってしまったようです。

結論:SKTの方が少しお得

 というわけで、Ankerのチャージャーが付属するSKT販売分の方が少しお得というのが結論です。不具合の現象が生じた場合3週間以内に(海外ではなく)国内に返品を行えば済むというのもSKTから購入するメリットでしょうか。

5月31日追記:ONYXのケース/フィルム無料キャンペーンは終わってしまったようなので、現時点でSKT販売分の方がフィルムとケースも付属してお得です。

 ただし、SKT販売分は現在、在庫が無いようです。次回は6月前半に在庫を確保した上で販売を再開する予定とのこと。

 BOOX Noteは、日本のアプリは動作しますが、現時点での出荷時のソフトウェアは、日本語のメニュー表示には非対応です。SKT広報曰く、6月前半頃には日本語対応になる予定で、SKTの商品紹介ページももう少し充実させる予定であるとのことです。

 SKTの販売分は、SKT公式サイトまたはAmazon SKTセレクトより。

 Onyx Internationalの販売ページはこちら

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