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朗報?百度、BlackBerry KEY2へのSimeji搭載を否定。

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 中国TCLは、BlackBerry KEY2を正式発表。国内販売代理店FOXもこれをプレスリリースで告知しました。

 その中で、賛否両論を呼んだ一文が、Simejiのプリインストールです。なんとBlackBerry KEY2は、標準日本語IMEとしてSimejiを採用すると発表されたのです。

 Simejiとは中国企業である百度(Baidu 読み:バイドゥ)のIMEで、過去には入力データを無断で自社サーバーに送信していると大きな話題になりました。

 Baidu自体も、過去には様々なWindows向けフリーソフトの広告インストーラーでうっかりインストールされることの多かったブラウザハイジャッカー「hao123」を展開していた会社でもあり、どうしてもダーティーなイメージを思い起こすユーザーも少なくありません。

 一方で、BlackBerryは高いセキュリティー・プライバシーを誇り、長年の信頼を積み重ねてきた歴史ある機種・ブランドです。BlackBerryとSimeji、これほど似つかわしくないものもなく、長年のBlackBerryファンは強烈な違和感を抱かざるを得ませんでした。

 これについて、Baiduが否定のリリースを出しました。TCLから開発を打診されたことは事実であるとしつつ、スケジュールやリソースが折り合わず合意に至っていないとのこと。

「BlackBerry(R)KEY2」に関する一部情報につきまして
2018年6月8日(金) 10時00分、株式会社FOXより掲出されたニュースリリース
『BlackBerry最新端末「BlackBerry(R)KEY2」が今夏発売!世界で唯一のバンド18対応の日本国内モデルとして、国内初の3大キャリアSIMの利用が可能に!』

の中で

『文字入力変換アプリSimeji(シメジ)を「BlackBerry(R)KEY2」に最適化された状態でプリインストールされている。』

という誤った情報が記載されておりました。

2018年5月下旬時点でTCL Communication社よりSimejiのプリインストールに関する開発打診を受けたことは事実ですが、スケジュールに困難があり対応リソースの調整も不可能であることから合意に至りませんでした。
よって、開発を受託した事実はございません。

なお、本件についてはすでに株式会社FOXに通知の上、連携して対応しております。

Baidu

 FOXも訂正のリリースを出しています。急速充電とカメラ画素数も訂正。

※訂正内容
■文字入力変換アプリSimeji(シメジ)実装に関して
(誤)文字入力変換アプリSimeji(シメジ)を「BlackBerry(R)KEY2」に最適化された状態でプリインストールされている。
(正)今夏発売時点で、文字入力変換アプリSimeji(シメジ)の「BlackBerry(R)KEY2」へのプリインストールはございません。現状、日本語入力・変換の最適化に向けて、メーカー独自の開発を進行中です。詳細は改めてご報告させていただきます。

本件の経緯についてはバイドゥ株式会社のニュースリリースを合わせてご確認ください。
URL: リンク

※アップデート内容
■BlackBerry(R)KEY2日本国内モデルのスペック
(予定)
・Quick Charge:Quick Charge 4.0に対応
・リアカメラ:1200万画素と1300万画素のデュアルカメラ

(実装)
・Quick Charge:Quick Charge 3.0に対応
・リアカメラ:1200万画素と1200万画素のデュアルカメラ

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 Simeji搭載について発表当時、かなりネガティブな反応が大きかったので、これはBlackBerryのファンにとっては嬉しいニュースと言えるかもしれませんね。

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