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TCLは、BlackBerry KEY2を正式発表しました。
引き続き物理QWERTYキーボード、ショートカットも進化
画像はThe Vergeから。前モデルのデザインを踏襲し、よりスリムに。キーボード上のナビゲーションボタンはバックライトに変更。アスペクト比は3:2の4.5インチ液晶。
キーボードはご覧の通り。21.6%大きくなっています。前モデルから大きな変化はありません。が、右下のShiftキーがショートカットキーに変更されています。一番右下の丸が9つ並んでるアイコンのボタンですね。
前モデルKEYoneでは、ホーム画面で任意のキーを押すと、そのキーに割り当てられたアプリが起動しました。これが非常に便利なんですよね。ホーム画面にアプリを並べたりする必要がありません。ブラウザならB、TwitterならTを押せばそのアプリが起動するので、すばやく操作できます。ホーム画面がちらからずに済むので重宝しました。しかし、あくまでホーム画面専用の機能でした。
これを全ての画面で使えるようにしたのがこのショートカットキーというわけです。ショートカットキーを押してから任意のキーを押せば、割り当てられた機能が呼び出せます。いちいちホーム画面に戻る必要すらないというわけです。これは素晴らしいですね。
ただ、KEYoneユーザーの私からすると、今のKEYoneは「Keyboard Leyout for KEYone」という神アプリでキーボードをカスタマイズし、右下のShiftキーはShiftのまま、左下のShiftにCtrlを割り当てているので、結構困るなぁといった印象。その辺りカスタマイズできるのか、Layout for KEYoneのような神アプリで解決できるのか、良くも悪くも楽しみですね。
スペースキーは依然として指紋認証内蔵。キーボード全体がタッチパッドセンサーになっており、Webなどのスクロールに使えるのもそのままです。
日本語入力はSimeji、これまた賛否両論ありそう
BlackBerry KEYoneの日本語入力は端的に言って最低であり、製品未満レベルの使いづらさです。多くのユーザーは前述のようなカスタムアプリを入れて日本語入力回りをカスタマイズしているはずです。昔からPDAやWinMo機に慣れている人にとっては、こういうカスタマイズさえも愉しみの一つでしょう。カスタマイズ後のKEYoneは最高です。最強のテキスト入力マシンであり、手放せません。
今回KEY2は、日本語入力IMEとしてはBaiduのSimejiを採用したとのこと。これは信心が試されますね。BlackBerryの親指キーボードの打鍵感に価値を見出してきたのか、それとも高いセキュリティの堅牢性ひっくるめた安心感に価値を見出してきたのか、「自分にとってのBlackBerryとは何なのか」、それが問われているのかもしれませんね。(私は気に入らないアプリは凍結して入れ替えて、実用上問題ない使い勝手にカスタマイズできるなら、そうして気にせず使うと思いますが)
ちなみにここ最近、権限管理の優秀なiOSで数日間Simejiを試していましたが、意外と使いやすかったので、それなりにKEY2のデフォルトIMEにも出来を期待しているところではあります。
続報:朗報?百度、BlackBerry KEY2へのSimeji搭載を否定。
カメラはデュアルカメラ
Key2は、デュアルカメラが搭載。イメージセンサーはSamsung。1つは絞り値がf / 1.8、もう1つはf / 2.6で高速AF。
フロントカメラは800万画素。固定焦点&広角レンズ。
バッテリー長時間持続
バッテリーは3500mAhで、2日間持続するとのこと。
イヤホンジャックあり
Key2は3.5mmヘッドホンジャックが左上に配置されています。電源ボタンと音量コントロールは右側面。
セキュリティー
セキュリティーアプリDtekは、各アプリケーションの権限取得や動作検出を監視するなど、セキュリティーが強化されています。
スペック
KEYoneはSnapdragon 625、実行3GBなど、もたつく場面があったのも事実。
Key2はSnapdragon 660、実行6GBという具合に、基本スペックが向上しています。これは魅力的ですね。
OS | Android 8.1 Oreo |
---|---|
CPU | Qualcomm Snapdragon 660 |
メモリ | 6 GB |
ストレージ | 64 / 128 GB |
ディスプレイ | 4.5インチ 1620 x 1080 |
カメラ | デュアルカメラ |
インカメラ | 800万画素、f2.2、手ぶれ補正 |
バッテリー | 3505mAh |
寸法 | 151.4 x 71.8 x 8.5 mm, 160g |
LTE | 1/2/4/3/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/38/39/40/41 |
3G | 1/2/4/5/6/8/19 |
その他 | Wi-Fi 2.4GHz / 5GHz Bluetooth 5.0 Low Energy, EDR NFC, FMラジオ |
対応バンド
日本国内モデルは世界で唯一のバンド18対応モデルとなり、Printed Circuit Board Assemblyを一から開発・実装し、国内3大キャリアのSIMを利用可能。さらにキャリアグリケーションにも対応。3CC CAの場合、下り最大225Mbps、2CC CAの場合、下り最大150Mpbps対応。
カラー
カラーはブラックとシルバー。
価格
グローバルでは価格649ドルから。
日本国内では、シルバー BBF 100-8 64GBが税込7万9800円。ブラック BBF 100-9 128GBが税込8万9800円。
発売日
グローバルでは発売は「今月」。
続報:BlackBerry KEY2徹底ガチレビュー。これが物理キーの最強神機