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Android、10歳の誕生日おめでとう!

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 2008年9月23日、10年前の本日、世界初のAndroid OS搭載スマホ「HTC Dream(T-Mobile G1)」が発表、Android 1.0が公開されました。つまり本日でAndroidは10週年を迎えたわけですね。

 HTC Dreamはスライドキーボードとトラックボールを備えていました。10年前、日本で数人の開発者・ギークが興奮しながら「Googleの端末だ!」と言ってタッチパネルでGoogle Mapをグリグリ動かしていたのをよく覚えています。

T-Mobile G1 launch event

 当初、Androidは、BlackBerryのようなスタイルを想定して開発されていました。

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(商用前の2007年、Android 0.xはBlackBerryスタイルのテスト端末で開発されていた 画像出典:flickr

 しかしiPhoneの登場を受けて、タッチパネルでの操作をより重要なものとして変更していくことになります。デフォルトではYouTube以外の動画は再生できず、Google Playの前身「Android Market」は貧困なラインナップでした。ただ、統制的・閉鎖的・(脱獄を除き)カスタマイズの余地がほとんどないiOSに対して、Androidは自由でした。当時、通話可能で自由な情報端末としてWindows Mobile機があり、自分はこちらを使っていましたが、Androidへと鞍替えしました。

 2009年7月にはHTC Magic(HT-03A)が国内発売。2009年11月5日にはVerizonがAndroid 2.0搭載のMotorola DROIDをリリース。2010年1月5日にはHTC製のリファレンスモデルNexus Oneが登場。

nexusone

 そしていよいよ国内でも個人消費者の手の届くモデルが出始めます。WinMo機のXperia X1で圧倒的クールなブランドを確立していたSony Ericssonは、2010年4月1日にドコモからXperia X10(SO-01B)を発売。Android 1.6でソフトは残念でしたがデザインは比較的スタイリッシュ。2010年4月27日にはSoftBankがHTC Desire(X06HT)を発売。出荷時Android 2.1搭載、有機EL搭載で当時の機体としては動作も良好、高級な質感でした。2010年10月28日にはSamsungのGalaxy S SC-02Bが登場。PenTile配列のAMOLEDではあったものの奇抜な画面発色で存在感があり、動作スピードも後に出た国産機を圧倒するほどでした。

 Symbian、WinMo、iOS、BlackBerryをしりぞけて、2010年第4四半期には世界でAndroidのマーケットシェアが1位を記録しました。そこからどんどん勢いを増していきます。

 そういえば2011年、GoogleはAndroid 4.0 Ice Cream Sandwichとは別に、タブレット用のAndroid 3.1 Honeycombもリリースしましたが、タブレット用は早々にフェードアウトしましたね。あの判断は正しかったのでしょうか?

 Jelly Bean、KitKat、Lollipop、Marshmallow、Nougat、Oreo、そしてPie。お菓子の名前を冠しながら進化し続けてきたAndroid。今や私達の生活に密接に関わるものとなっていますね。10歳のお誕生日を祝いたいところです。

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