ダブル画面版のVivo NEX大ヒット!「先にやったのはMeizuなのに……」

 各メーカーが背面にも液晶を配置した「ダブル画面」デザインを採用し始めているなか、中国スマホメーカー四天王、Vivo NEX 双屏版(Vivo NEX 2 / Vivo NEX Dual Display Edition)が大ヒットしているといいます。

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 しかし、ガジェヲタ的に気になるのは、近年スマホで最初にダブル画面を採用したのは、知る人ぞ知る中国の「尖った」スマホメーカーといえばここ、魅族(Meizu)Pro 7ではなかったか?中国新浪財経に、何がvivoと魅族を分けたのかについての解説記事があったので、ご紹介します。

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 まず、魅族Pro 7について、スマートウィンドウという着想は非常に先進的であり、実用性も高く、デザインも優れていたと指摘します。ところが数字上、魅族Pro 7の販売台数は悲惨であり約数十万台、最近大きく値崩れしているにもかかわらず、誰も注目していないといいます。

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(Meizu Pro 7)

 一方のvivo NEXは意外なほどの話題を集め、業界関係者によると、このモデルは数百万台売れると予想され、予約台数もうなぎのぼりだとか。よって、魅族からすれば「解せぬ」と言いたいところだろう、といいます。

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 魅族のスマホデザインは、常に新味と驚きのあるものである一方で、販売台数はどんどん落ち込んでいるそうです。魅族の製品営業は往々にしてアピールポイントに欠け、消費者の印象に残らないといいます。Flyme OSが魅族の核心競争力であるものの、スマホチップ性能の大幅な向上により、そのユーザー体験はすでに群を抜くものではなくなったと指摘します。

編集長
まともに動かない劣悪製品ばかりの中、あえて作り込みをしすぎずに性能と迅速手厚いOSアップデートに注力してきたXperiaや海外メーカーの製品が圧倒的な支持を獲得していた時期がありましたが、OSの成熟やSoCの性能が底上げされた今、そればかりに注力しても必ずしも勝利を得ることはできません。また新技術をうまく製品に整合させ「適切なタイミングで」投入できなければ、いくら先進的であっても販売数には繋げられるとは限らない、昨今のスマホメーカーに共通するものだと思います。

 魅族はダブル画面デザインの開拓者であるものの、ユーザー使用場面が限定的であり、営業方面でvivoとは比べものにならないといいます。「尖ったメーカー」にありがちな問題ですね。

 魅族のスマートダブル画面は小型液晶画面を採用、作用はメールの閲覧或いは時間の表示に限られ、拡張性は強くありませんでした。他方、vivo NEX 双屏版のダブル画面は明らかにそれよりも実用的で、シューティングゲームでは背面の画面で射撃操作が可能になっており、ゲーマーにとって大きなポイントになっているといいます。よって、技術から見ても、vivoが魅族に勝るといいます。

 かなり前からネット上で、魅族は直販スマホショップで、服や果物などの商品を売り出したなどと言われており、オフラインチャネルの苦境を物語っているといいます。魅族のスマホが売れないから他の商品を置きはじめたのでしょうが、スマホとバナナが並んでいるところを想像すると笑えますね。また、アフターサービス面でも、魅族は明らかに華為小米OPPOに劣り、ユーザー体験の面でも新たなユーザーに認められるのは難しいといいます。

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 そもそも販売チャネルが弱いため、イノベーティブなダブル画面デザインを採用したとしても、新たなユーザーに「発見」されないのだと。そして、vivoのダブル画面新製品はまだ正式に発売されないうちから、天地を覆うような勢いで宣伝を開始しており、これも大ヒットするのが魅族ではなくvivoな理由だ、という、もはやどうしようもない結論で〆られています。

 小規模メーカーが先にやったアイデアを、大手が大々的かつ本格的に昇華させて実行してしまう構図、なんとも悲しくなりますね。せめて、「実は先にやったのは魅族なんだよ」とオタク同士で語り継いであげたいと思います。

 また、これは完全に余話ですが、NECカシオのスマホブランド「MEDIAS」最終作、MEDIAS W N-05Eも忘れないであげましょう。クアッドコア・実行メモリ2GBが主流になろうとしている中、折り畳み2画面液晶スマホを、デュアルコア・実行メモリ1GBという「画面は2倍、スペック半額」でリリースした勇姿は忘れられません。ドコモカタログの隅っこに掲載され、店頭でも完全にスルーな扱いを受けて、ヒッソリとブランドごと消滅していったのが悲しかったです。

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(MEDIAS W N-05E)