カメラ評価機関DxOMarkは、Huaweiのフラッグシップモデル「Huawei Mate 20 Pro」について、カメラベンチマークテストを実施。静止画114点、動画97点という圧倒的スコアをつけました。総合スコアは109点。
Mate 20 Proは40MP+超広角20MP+望遠8MPという構成のトリプルレンズカメラを搭載したスマートフォン。DxOMarkはこのカメラを、適切な露出と広いダイナミックレンジで撮影でき、難しいハイコントラストの状況でもハイライトとシャドウをしっかり記録でき、低光量でもノイズを抑え、ホワイトバランスと色もほとんどの状況で快適などとして称賛する一方、細部を少し不自然に描画、ハードエッジ周囲に不自然な輪郭が生じるといった弱点も指摘しました。
総合スコアはApple iPhone XS Maxは105点、HTC U12+ / Samsung Galaxy Note 9 / Xiaomi Mi MIX 3は103点となっており、Huawei Mate 20 Proがいかに高く評価されているかわかります。
スマートフォンで最も優れたカメラを持つのは109点で同率一位のHuawei Mate 20 ProとHuawei P20 Proということになります。表記上新機種のMate 20 Proが上のように思いますが、静止画スコアは同点、動画スコアでMate 20 Proが97点なのに対しP20 Proは98点を獲得しているため、実は僅差でP20 Proの方が上ということになります。
DxOMarkのカメラ評価で高得点というとGoogleのPixelシリーズでしたが、Pixel 3は総合101点に留まっています。
本来なら、Xperiaシリーズもこのような機関に実機を提供して評価してもらい、堂々と勝負するのが正しいでしょうが、残念ながらXperiaシリーズのフラッグシップ級モデルはDxOMarkには長らく顔を見せていません。