「Coinhive(コインハイブ)」を自分のサイトに設置したWebデザイナーのモロ氏が、Coinhiveは不正指令電磁的記録であるとして起訴されていた事件について、一審は無罪判決を勝ち取りましたが、横浜地検が無罪を不服として控訴しました。
この件について、一般社団法人日本ハッカー協会のWebサイトにて、モロ氏はCoinhive事件裁判費用の寄付を求める記事を掲載しました。
寄付方法は銀行口座振込、または仮想通貨(Bitcoinかモナコイン)。
CoinhiveはWebサイト上にJavascriptコードを埋め込む形のマイニングツールで、閲覧者のCPUパワーを借りて仮想通貨の採掘を行えることから、広告に替わる新しいWebの収益源として注目されていました。
モロ氏は寄付のお願いの記事にて、「新しい技術を『ユーザーが知らない=意図しない』と解釈するのなら、数えきれないほどの革新的な技術が失われてしまいます。何より、今回のような技術者を萎縮させることが目的とさえ取れるやり方を受け入れることはできません。どうかご助力のほどよろしくお願いいたします」とし、裁判を闘うことを表明しています。