米国の事実上の対Huawei禁輸措置を受け、GoogleはAndroid関連サービスを提供停止、ARMも取引停止。この措置の余波は加速度的に拡大しています。
GoogleはHuawei社製の既存端末含む全機種を、Android Enterprise Recommended DeviceとAndroid Q Betaプログラムのリストから、全て削除しました。
これまでGoogleはHuawei Mate 20を始めとする様々なスマートフォン・タブレットを法人用途に推奨してきましたが、これらはもう推奨リストにはありません。Android.com上に紹介されていたMate XやP30 Proも全て削除。
さらに規格標準化を担う業界団体であるSD AssociationやWi-Fi Allianceは、Huaweiを除名しました。
この件についてHuaweiは既存端末でのmicroSDカードの使用に関しては影響を受けないとしています。また、Huaweiは最近、独自規格のNMカードを外部ストレージに採用しており、今後の新規端末はNMカードを採用していくはずで、SD Association追放による影響は最小限になるでしょう。
この動きにまだBluetooth SIGは反応を見せていませんが、Wi-Fi Allianceに倣いHuaweiを追放する可能性はあります。
このほか、米政府の制限により、HuaweiはJEDEC 半導体技術協会を自ら離脱します。
米国による対Huawei制裁による影響は大きく、早期の米中妥結が望まれます。