中国・華為への米国政府による制裁は、尻すぼみになるのか、どうなのか判然としないところですが、「華為自社開発OS」について、中国国内ではあまり心配する声が見当たりません。
というのも、中国スマホメーカーの多くははもともとAndroidをベースにした独自のUIを構築しており、インターフェースの開発はどこでも独自にやっているため、「OSくらい華為なら作れるでしょ」という空気があります。
日本にも進出している中国の大手スマホメーカー、OPPOがこのほど初めて独自UI「ColorOS」のアクティブユーザー数を発表したと、中国「快科技」が伝えました。
6月26日、OPPOは北京にて主に開発者を対象とした交流会を開催。会場にてOPPOは初めて核心となるデータを対外的に公開、ColorOSのアクティブユーザー数は3億人以上、アプリショップのダウンロード数は1日6億、OPPOブラウザの月間アクティブユーザー数は2億人以上、一人あたり一日平均35分以上使用しているとのこと。
このほかOPPOは、現時点での市場は全世界40数カ国に3.1億人のユーザーを擁し、アプリショップの1日ダウンロード数は6.8億、アプリショップの月間アクティブユーザー数は2.18億との数字も明らかにしたといいます。
中国大陸市場では、そもそもGoogle Playが使用できないため、各メーカーが独自のアプリショップを用意しており、同じAndroidとはいえ、一定程度は独自のエコシステムを構築しています。OPPOの「3.1億」というアクティブユーザー数も、規模の暴力を感じますね。
- 情報元快科技