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ソニーQ1過去最高利益、Xperia過去最低販売数

 ソニーが第1四半期(2019年4~6月期)の連結決算を発表しました。前年同期比から359億円増で営業利益2309億円に。営業利益は第1四半期としては過去最高の実績となったとのことです。

 ゲーム部門「ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)」は減収減益。次世代機の情報を出したことで想定よりも弱かったとします。しかしながらPS4としては、出荷数1億台を突破。これはPS3で最後まで超えられなかった壁でしたので、PS4自体はPS2以来のソニーの成功ゲームハードとして記憶されることでしょう。

 イメージング&センシング・ソリューション分野については大きく伸びています。これはセンサーサイズの大型化が進展し0.8μm/48MPのイメージセンサーの需要が強く、中国メーカーから人気であったとのこと。市場全体の多眼化と、⽶国の輸出規制対策として前倒し調達があったといいます。

 カメラ・テレビ・オーディオ・モバイルを統合したEP&Sは前年同期比より悪化。

 テレビは販売台数が前年度⽐で23%減少で減収減益。これは主に競合との価格競争の激化や、欧州や中南米で前年同期にあったワールドカップ効果が今回なかったことによるギャップのようです。

 オーディオ・ビデオについては若⼲の減収だが横這い。デジタルイメージングについては減収減益だが、この後強い商品が出てくる計画があるといいます。

 モバイルについては オペレーション費用の削減によってようやく黒字を確保。しかし販売台数はわずか90万台に留まっています。ソニーモバイルが1四半期に100万台以下となったのは今回が初、つまり最低を記録したことになります。

 さらに日経ビジネスが報じたところでは、海外中価格帯の販売が計画通りに進まず、国内は10月以降の料金分離を背景にキャリアが調達に慎重になっているとし、販売数通期見通しを400万台へと引き下げるとのこと。伸びる海外で攻めず、撤退して一段落した国内に引き下がれば苦しくなるのは当たり前なのですが、想定以上に苦しいようです。

 一からやり直したVAIOが、再び海外進出するほど復活したように、Xperiaも本格的な再起を図ってもらいたいところですが……。

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