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PFU、HHKBのラインアップを一新。Bluetooth接続やType-C接続に対応

 コンパクトなUNIX配列のキーボードで定評のあるHappy Hacking Keyboard(以下HHKB)を製造・販売する株式会社PFUは2019年12月10日、HHKBの新モデルを発表しました。

HHKB新モデル発表会

Bluetoothのマルチペアリング、Type-Cケーブルを採用、配列のカスタマイズにも対応!

 自身も20年近くHHKBを愛用するという清水執行役員のスピーチから始まりました。昨年より、北米市場での販売も再開。累計出荷台数が50万台に突入するなど、HHKBの優位性をアピールしました。

 今回のHHKB新モデルの大きな進化点として、ニーズの多かったBluetoothのマルチペアリングに対応。最大4台までの接続に対応しキーボードショートカットによって切り替えが可能になりました。

 バッテリーは内蔵しておらず、乾電池で駆動します。これは二次電池は利用していくうちに劣化してしまい、長く使うツールとして不適であるためと説明がありました。

編集長

メーカーとしてはバッテリー内蔵のほうが次の製品への買い替えを喚起しやすいものの、そこをあえてユーザー目線で乾電池としているのは素晴らしいですね。

 本体側のケーブルをType-Cケーブルにすることによってケーブルの脱着のストレスを解消することや、ケーブルが断線しても速やかなレスキューが可能になります。

 また、ソフトウェアの動作はWindowsに限られますが、キー配置のカスタマイズに対応。

 従来はDIPスイッチで一部のキーのみキー配列の変更が可能でしたが、キーの配置をフルカスタマイズし、本体にそのキー配列が保存できるようになりました。キーカスタマイズはWindowsでのみ可能ですが、カスタマイズした配列は本体のファームウェアに保存されWindows以外のOSでも利用可能となります。

新製品Happy Hacking Keyboard Professionalシリーズは3グレード

 今回発表されたHHKB Professionalは「HYBRID Type-S」「HYBRID」「Classic」の3グレード。配列・刻印の違いで16モデル。

 まとめると以下のようになります。

HYBRID Type-S

 Type-Sがハイエンドモデルとなり、Bluetooth接続やキーマップの変更機能の他、ハイエンド特有の高速打鍵性能&静粛性に対応しています。

 配列は英語配列・無刻印・日本語配列、それぞれ墨と白のカラーがあり6モデルの販売となります。

 HYBRIDとHYBRID Type-Sのデザインの違いは、本体上部の側面にあるType-Sのロゴの有無のみとなります。

HYBRID

 HYBRIDがミッドレンジのモデルとなっており、HYBRID Type-Sにある高速打鍵性能と静音性能は搭載していません。

 配列は英語配列・無刻印・日本語配列、それぞれ墨と白のカラーがあり6モデルの販売となります。

Classic

 Classicは、Bluetooth接続やキーマップの変更には対応しないスタンダードモデル。もちろん使っているスイッチは静電容量無接点方式なので、快適な打鍵感は踏襲しています。基本的な機能のみが必要な人には十分なモデルといえるでしょう。

 配列は英語配列と無刻印のみで、それぞれ墨と白のカラーがあり4モデルの販売となります。

販売はPFUダイレクトのみ。タッチアンドトライスポットを展開

 本モデルより販売はPFUダイレクトのみとなり、店頭での販売を取りやめます。

 一方、HHKBを触ってみたいというユーザのニーズのために、タッチアンドトライスポットはコラボレーションにて展開されます。展開されるのは以下の通り。

  • SUPER CLASSIC
  • アシストオン
  • 原価BAR

 廉価な飲食店として知られる原価BARで販売されるのは興味深いですね。

実機を触ってみた感想

これは触れません!

恐れ多くてこれには触れませんでした!

 タッチアンドトライのブースが設けられていたので、実機を少しだけ触ってきました。普段リアルフォースを利用しているため、打鍵感の違いはほとんどないものの、コンパクトなボディには惚れ惚れとしてしまいます。

 また、静寂(静音)モデルはたしかに独特の打鍵音が抑えられており、静かな印象を受けます。説明では30%程度に静音化されているそうです。

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