中国メーカーHiSenseは、スマートフォン用のカラー電子ペーパー(カラーE-Ink)ディスプレイを開発、ラスベガスで開催のCES 2020にて展示しました。
電子ペーパーはAmazonのKindleなど電子書籍リーダーで採用。電子インク粒子を動かす表示デバイスなので、発光不要で表示可能。低消費電力で、屋外での視認性は抜群、広視野角、目に優しい。ただし動きには弱く、リフレッシュレートや応答速度は非常に遅いです。書き換え不要な静止画表示には最高の表示デバイスと言えます。
こうした電子ペーパーは通常はモノクロでしたが、今回ハイセンスが展示したのはカラー電子ペーパー。最大4096色を再現できるといいます。数百万色、10億色なんてデバイスもある中、非常に少ないですね。「電子書籍を読むけど、たまには雑誌もね」なんて人にはいいのかも。
展示されたカラー電子ペーパースマホは、最大4日間使用できるといいます。背面カメラは単眼、SoCはQualcomm Snapdragon 430プロセッサ、実行メモリは4GB、ストレージ容量は32GB。
スマートフォンよりかは、スマートウォッチやフォトフレームサイズの端末にこそ向きそうです。