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Googleが「Nearby Share」の正式版を提供開始!

 Googleは、Androidデバイス向けのファイル共有サービスである、Nearby Shareの正式版の提供を2020年8月4日より開始しました。

 Nearby Shareは、Android端末間でのよりシームレスで素早いファイル共有を目指して、Googleが長年開発を進めてきたサービスです。同じようなファイル共有サービスであるAirDropに対応するiOS端末に近い利便性を求めるユーザーの声は数多く、AirDropに追いつくためにも開発が急がれていました。

 Nearby Shareでは、BluetoothやWi-Fi Directなどを使用してインターネット接続のない環境下でもファイルを転送できるほか、オンラインでのファイル共有も可能となっています。ほとんどすべてのファイルが共有可能なため、簡単かつ高速に、対応する端末間で写真や動画、URLなど様々なファイルが共有できます。データの共有が可能な範囲は約30cm以内で、送受信端末同士でWi-FiやBluetooth、位置情報がオンになっている際に利用できます。

 Nearby Shareに対応する端末は、Android 6以上を搭載し、Wi-Fi、Bluetooth、位置情報が利用可能な端末です。Android 6からサポートとなるため、古い端末でも利用が可能になりますが、Google Play 開発者サービスが必須となるため、GMS(Google Mobile Service)を利用できない端末では、Nearby Shareを利用することはできません。

 ファイルの共有は至って簡単で、共有したいファイルを選択し、共有ボタンから「周辺ユーザーとの共有」を選択して、送信したい相手の端末を選択し送信するだけです。

 詳しい使用方法や使用感についてはこちらをご覧ください。

Android版AirDrop?「Nearby Sharing」ベータ版使用レビュー

 Android搭載スマートフォンの中でも、Samsungの「Quick Share」や、Xiaomiの「ShareMe」など、製造元各社が独自のファイル共有システムを展開しており、Android端末間での規格の乱立が問題視されていました。そのため、多くのAndroid端末が利用できるNearby Shareの正式提供開始は、Androidユーザーにとって大きな利便性の向上につながります。

 正式版の提供は、Google Pixelデバイスと、一部のSamsungデバイスで開始され、今後数週間以内に順次拡大されていく予定です。対象端末の方は、Google Play 開発者サービスにアップデートがないかご確認ください。また、Chromebookでのサポートも予告されており、さらに利用可能端末が広がる予定です。

 ただし、先程述べた通り、GMS(Google Mobile Service)を利用できない端末では、Nearby Shareをご利用いただけませんので、Huawei端末(Mate30 Pro等)をご利用中の方は注意が必要です。

情報元Google Blog
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