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シャオミ、FeliCa搭載スマホを2021年日本市場投入。ミッドレンジの競争が超絶激化へ

 Xiaomiは、2019年12月9日の日本参入から1周年を迎えたと発表。2021年の展望と2020年の業績を明らかにしました。

 2021年には「日本オフィスの移転と拡張」「R&Dセンターの技術者を増員し、現在の2倍の規模に拡大」「日本オフィスの従業員数を2倍に増員」「製品ラインナップ拡大」を予定。スマホは引き続き5Gを身近に感じてもらえるよう、魅力的かつリーズナブルなスマートフォンを発表予定。

 さらにXiaomiは今後も日本ユーザーの声に耳を傾け、要望の多かった「FeliCa搭載のスマートフォン」を2021年に発売する予定であるとのこと。

 Xiaomiはこれまで日本市場に投入したスマートフォンは、いずれもおサイフケータイには非対応。競合他社の製品に対する弱みとなっていた点でした。

 FeliCa搭載スマホが何であるかは全く明かされておらず、不明。ちなみにXiaomiは2020年9月、製品名称にNFCを冠した「POCO X3 NFC」を発表しており、筆者はこの製品をベースとしたFeliCa搭載モデルが登場するのではないか?と予測しています。

 Xiaomiと同じく日本市場で廉価モデルを中心にリリースしているMotorolaも、FeliCaや5G、防水仕様への対応について検討を進めていることを明らかにしています。

 元々FeliCaや防水防塵に対応していたSHARPの廉価モデルAQUOS senseシリーズも、一部国産機が対応していた耐衝撃に対応した上で、最新機AQUOS sense4/5GではRedmi Note 9Sと同じSnapdragon 720Gを搭載し、飛躍的な処理性能向上を果たし、圧倒的な強さを見せています。

 2021年は、Xiaomi製品のFeliCa搭載により、廉価帯を中心に、市場競争はさらなる熾烈を極めることが予想されます。

 Xiaomiは1年間で5種類(Mi Note 10、Mi Note 10 Pro、Redmi Note 9S、Mi Note 10 Lite、Mi 10 Lite 5G)のスマートフォンを日本市場に投入、日本に確実にXiaomiブランドが浸透しているといいます。

 2020年4月、Xiaomiは創業10周年を迎えました。2020年第3四半期の決算において、売上高等15の項目で新記録を達成。さらに2020年第3四半期スマホ出荷台数(Canalys調査)で世界第3位。日本でも同時期の出荷台数でオープンマーケットで第4位にランクイン。

 6月発売のRedmi Note 9Sは、発売直後からAmazon.co.jpの「携帯電話・スマートフォン本体」ランキングで49日間1位を記録し、最も販売台数が多かった機種となったといいます。

 スマートデバイスでは「Mi スマートバンド 4」が日本で最も愛用されているスマートバンドの1つに。2021年には、15を超えるIoT製品(家電およびウェアラブル製品)を発売予定とのこと。

 また、Xiaomiは2018年4月に宣言した「ハードウェア事業の純利益が5%を超えない」という方針を掲げており、今後も優れた製品を適正な価格で提供していくとしています。2021年のXiaomiは日本でのさらなる攻勢が期待できそうです。

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