近年、スマートフォンの画面を確保するためにあらゆるポップアップカメラが登場しています。
シャオミ(Beijing Xiaomi Mobile Software)が、国特許商標庁(USPTO)と世界知的所有権庁(WIPO)に「電子デバイスと隠しカメラ」という名称で、新しいポップアップカメラの特許を2021年1月7日に取得したと、Let’s Go Digitalが伝えました。

Xiaomiの新特許 (出典: Let’s Go Digital)
一般的なフロントカメラが正面を向いているのに対し、Xiaomiの新技術はカメラを上向きに設置し、カメラの先に鏡を取り付けることで、被写体を90度回転させます。これはすごい。
さらに鏡が回転式のため、ポップアップカメラで前後の撮影を可能にしているとのこと。
Let’s Go Digitalによると、カメラ使用時にのみカメラのモジュールは出てきます、レンズは見えないようになっており、まさに「隠しカメラ」のようになっているようです。

特許番号2021/0003908 A1 (出典: Let’s Go Digital)
他には2019年半ばに画面下カメラや、2つのカメラの向きを広げて広角撮影ができる技術などの特許も取得。スマホカメラへの惜しみない技術投資が伺えます。

カメラモジュールの向きを変えて広角撮影をできるようにする特許
(出典: USPTO)
ですが、特許はあくまでもアイデアの権利を保護する目的で取得しているため、これらの特許が実際に使われるかはわかりません。