AppleのMacBook製造に関わる台湾に拠点を置くサプライヤーQuanta Computer Incがランサムウェア攻撃を受け、内部コンピューターへの不正なアクセスから複数の情報が流出したことが明らかになりました。
ハッカー集団のREvilが行なったランサムウェア攻撃によって流出し、ネット上に公開されたのは、2021年3月に設計された次期MacBook Proと見られるラップトップPCの設計図です。
MacRumorsによると、流出したこれらのデータから本体の仕様を確認できたとのこと。設計段階では、次期MacBook Proには充電用のMagSafeポートやSDカードスロット、HDMIポートが搭載されているようです。
MacRumorsが作成した画像では、本体左側に充電用MagSafeポート、2つのThunderbolt / USB Type-Cポート、イヤホンジャックポートが確認できます。また、本体右側にはHDMIポート、Thunderbolt / USB Type-Cポート、SDカードスロットがあるとされています。
今回情報が流出した製品のコードネームは「J316」で、この設計図は16インチモデルの設計図と見られています。
Appleはこのほかにもコードネーム「J314」の14インチモデルの発売も計画しているとされており、どちらもMagSafeポートやHDMIポートを搭載している可能性が高く、またレイアウトの詳細情報も流出しており、TouchBarが搭載されていないことも明らかになっています。
MagSafeは、磁石で接続するため、付けやすく外しやすく壊れにくいという点から多くのユーザーに高い評価を得ていました。そのため、今回の情報が本当であれば、Macの利便性はさらに高まるものと見られ、今後の情報に期待が高まっています。