Omdiaは、2020年のスマートフォン向けチップセットの市場シェアにおいて、首位を台湾MediaTekが獲得したと伝えました。
2020年第3四半期のシェアにおいて、世界首位ではなくなっていたQualcomm。その後、年間を通じて市場シェアで敗北していたことになります。
MediaTekの2020年出荷台数は前年比約48%増。世界シェアの約27%を獲得したといいます。
一方でQualcommは前年比で出荷台数18%減。首位転落し、世界シェア25%の第2位のメーカーとなったとのこと。
米国政府がHuaweiへの制裁を行ったことで、XiaomiなどのメーカーがリスクヘッジでMediaTek製品の採用を拡大。Huawei失墜の穴を埋めるように急成長したのもXiaomiであるため、Qualcommのシェア喪失に繋がったようです。
米国政府はQualcommによるHuaweiへのチップセット輸出について、一部の4G製品は認可が下りたものの、5G製品などについては依然として認可が下りたとの情報は出ていません。