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OPPO Band Styleレビュー。小粋な外観良し、音楽操作が便利

 OPPOから何やらおしゃれな感じのウェアラブル・デバイス「OPPO Band Style」が発売されたので、思わず気になり購入していました。1週間以上使用したので、レビューしたいと思います。

本体・内容物

 OPPO Band Styleの内容物は、本体の他、スタイルストラップ(本体に装着済)、スポーツストラップ、充電台、クイックスタートガイド、安全ガイドでした。充電器自体は付属しないので、USB Type-A対応のものを別途用意する必要があります。

 本体のディスプレイは1.1インチのAMOLED(有機EL)が採用されています。はっきりとしたコントラストで、直射日光下でも良好な視認性。

 カラーは、スタイルストラップがブラックとバニラ(ホワイト)の2色展開で、それぞれにブラックのスポーツストラップが付属します。筆者が購入したのはバニラの方です。

 スタイルストラップとスポーツストラップをそれぞれ装着してみました。スポーツストラップの方は、TPU素材の一般的などこにでもあるようなタイプのバンドです。他社製品と差別化できているのはスタイルストラップの方で、フッ素ゴムのバンドにメタルバックルが付いたファッショナブルなデザインです。

 スタイルストラップの細部を確認してみましょう。メタルバックルは、鈍い金色のステンレススチール製で意外としっかりしており、本体にカチッとはまります。ストラップの端には、腕に巻いて固定するためのアルミ合金製の留め具があり、こちらもオシャレなワンポイントになっています。

実際に使ってみて

必要な機能は一通りある

 OPPO Band Styleは、電話やアプリの通知、天気予報、ストップウォッチ、タイマー、アラーム、音楽の操作等、スマートバンドとして求められる機能は一通り備えています。

 また、専用アプリ「HeyTap Helth」(Android、iOS共にあり)に健康の記録が保存されるようになっており、歩数や消費カロリー、心拍数、睡眠状態等が記録されます。ワークアウトについては、ランニング、サイクリング、ヨガ等12種類+フリースタイルに対応しており、こちらも記録を残すことが可能です。

血中酸素飽和度が分かる

 OPPO Band Styleは、血中酸素飽和度(SpO2)を測定することができます。SpO2は、近年、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の流行でよく知られるようになったもので、SpO2が90%を切るような状態だと呼吸不全が疑われます。

 医療機器ではないので、あくまで目安ですが、コロナ禍の今ならSpO2をいつでもどこでも計測できるのは嬉しい機能ですよね。

ウォッチフェイスは約40種類

 OPPO Band Styleのウォッチフェイスは約40種類用意されています。競合製品であるXiaomiのMi Bandシリーズは100種類以上あるので、数としては少し寂しいところです。

 ウォッチフェイスは5つまで同時に設定でき、専用アプリでもバンド本体でも切り替えが可能となっています。また、自分で用意した写真を使ったウォッチフェイスも設定可能です。

通知の一覧性が高く見やすい

 OPPO Band Styleの通知欄はスクロール式で、最大3つまで表示されるようになっており、タップすると詳細を確認できます。アイコンが大きめで、どのアプリからの通知なのかが分かりやすくなっているので、一見して情報の取捨選択が出来るのがポイントです。

便利なミュージックコントローラー

 多くのスマートウォッチは、スマートフォンと連動して簡単な音楽再生の操作が可能になっていますが、OPPO Band Styleも例に漏れません。

 しかし、OPPO Band Styleはペアリングしたスマートフォンで音楽を再生すると、ミュージックコントローラーを自動起動する機能があります。音楽の音量調整・進む・戻る・停止は、腕を自分の方向に向けるだけで出来るようになります。これが本当に便利で、筆者はとても気に入りました。

スポーツストラップは外さないと充電できない

 OPPO Band Styleには、スポーツストラップと、ファッショナブルなスタイルストラップの2種が付属しています。スタイルストラップは問題ないのですが、スポーツストラップを装着していると、付属の充電機と干渉してしまい充電することが出来ません。

バッテリー持ちは悪くない

 OPPO Band Styleのバッテリー持ちは、公称で最大12日間とのことですが、通知の量や計測機能をどれだけ使うか等によってバッテリー持ちは変わってきます。

 筆者の場合、外出時と睡眠時は常に身に着け、6分おきの心拍数追跡、睡眠中のSpO2追跡をオンにした状態で使用し、4日間でちょうど50%のバッテリー残量でした。およそ1週間は持つであろう計算で、これだけ持てば実使用には十分だと思いました。

 また、時間を指定して輝度を下げる設定や、睡眠中は起動しない設定等があるので、使用環境に合わせて上手く設定することで、バッテリー持ちは更に向上すると思われます。

総評

 OPPO Band Styleの筆者の評価を一言で述べると、「スマートフォンのお供に最適なウェアラブル・デバイス」です。血中酸素飽和度を測ることができるものの、健康管理やワークアウトの機能では他社の競合製品と大きく変わりません。

 OPPO Band Styleが面白いのは機能面です。スマートフォンで音楽を再生すると、自動起動するミュージックコントローラーは本当に便利で、簡単な操作であればスマートフォンを取り出すことなく可能になります。また、通知の一覧性が高いため、一見して情報の取捨選択がしやすくなっています。

 いかにも”スポーツ”な見た目の他社製品と比べれば、スタイリッシュなデザインで、女性が着けても違和感がなさそうです。価格も定価4480円(税込)と手が出しやすい価格になっているので、初めてのウェアラブル・デバイスとしてもおすすめです。

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