Samsungが同社未発表のミッドハイスマートフォン「Galaxy S21 FE」が中国の認証機関「TENAA」を通過、外観やスペック概要が判明しました。GSMArenaが伝えています。
FEは「Fan Edition」の略称で、同社のフラッグシップスマホであるGalaxy Sシリーズの廉価機に当たります。
S21 FEは6.4型の8bit有機ELフルHD+ディスプレイを採用。Galaxy S21は6.2型、S21+は6.7型となっており、その中間に位置するとみられます。
SoCの型番は記載しておらず最大2.8GHzとの表記しかありませんが、GSMArenaは「半導体不足の状況にもよるが、韓国ではSnapdragon 888を採用し、欧米ではExynosを採用する」と伝えています。
カメラは3200万画素+1200万画素+800万画素、インカメラは1200万画素となっています。アウトカメラの構成はメイン+超広角+望遠と予想できます。先代モデルのS20 FEがメインカメラ1200万画素だったので大きな進歩です。
メモリは8GBとだけ記載されていますが、以前にメモリ6GBのS21 FEがGeekbench上に登場しているため、少なくとも中国市場では8GBのみが投入され、他の市場では6GB版も用意される可能性がある、ということでしょう。ストレージは128/256GBが記載されていますが、microSDカードに対応しているようです。既存のS21シリーズはすべてmicroSDカードスロットが廃止されたため、S21 FEに搭載されることはかなりのビッグニュース。SDカードスロットを望むユーザーの声に応えたのでしょうか。筆者としてはこれ以降のSシリーズでも復活してほしいところです。
バッテリーは4370mAhであり、おそらく45Wの急速充電をサポートするようです。また、性能は不明ですが少なくとも中国市場では充電器とケーブルが付属するとのこと。
本体色はホワイトや灰色など、と表記されていますが、百発百中に近い精度を誇るevleaksことEvan blass氏のリークによると白、黒、紫、緑の四色となっています。以下の通り。
本体はSシリーズと差別化が行われており、特徴だったカメラ部が本体色と同じになっています。
ほとんどの情報が通信や電波に関することである米国のFCCとは異なり、TENAAはカメラのスペックやレンダリング画像、色などかなり細かく掲載されています。そのため信頼できる情報源となっており、そのため地域差はあれどほぼこのスペックで確定、と結論付けることが可能となっています。S20 FEはかなりの人気機種だったらしいので、日本にも投入してほしいですね。