中国メーカーVivoは、中国市場向けに「iQOO 8シリーズ」を正式発表しました。
ベースモデルの「iQOO 8」と更にスペックを強化した「iQOO 8 Pro」の2種類です。
iQOO 8
ベースモデルの「iQOO 8」のOSはAndroid 11で、独自UIの「OriginOS 1.0 for iQOO」を搭載。SoCはハイエンド5Gチップセット「Qualcomm Snapdragon 888」を採用しており、実行メモリは8/12GB、ストレージは128/256GBとなっています。
ディスプレイは、6.56インチのAMOLEDフラットスクリーンで、解像度は1080×2376のフルHD+です。その他、120Hzのリフレッシュレートに対応し、一部のゲームでフレームレートやレスポンスを向上させる独立したディスプレイチップを搭載しているといいます。
映像信号処理を得意とするPixelWorks社も合わせてプレスリリースを発信しており、本機は映像処理エンジン「Pixelworks X5 Pro」を搭載。これにより高い色精度Delta E < 1、SDRコンテンツのHDR変換、薄暗い環境での円滑な輝度調節、ブレを排除したクッキリとしたフレーム補完技術「MotionEngine」に対応します。
アウトカメラは三眼構成で、4800万画素のメイン(広角)、1300万画素の超広角、1300万画素のポートレートカメラを搭載。メインカメラにはジンバル(マイクロPTZ)を搭載します。また、インカメラはパンチホール式で、1600万画素となっています。
バッテリーは4350mAhで、最大120Wの有線急速充電に対応しており、18分で満充電が可能といいます。
カラーは、 传奇版(ホワイトに3色ストライプ)、燃(オレンジ)、耀(グレー)の3種類ですが、特徴的なのはオレンジで、通常時は白く、日光を浴びた際にオレンジ色に変色するとのこと。
寸法は高さ159.06mm、幅75.14mmで全デザイン共通。厚みと重量は、传奇版、耀が厚み8.63mm、重量189.9g。燃が厚み8.72mで重量201.9gとなっています。
iOOO 8 Pro
上位モデルの「iQOO 8 Pro」は、以下の点で「iQOO 8」とスペックが異なります。
SoCは最新型5Gチップセット「Qualcomm Snapdragon 888 Plus」を採用しており、ストレージは256/512GBです。ディスプレイは、6.78インチのE5 AMOLEDエッジスクリーン。電力消費の少ないLTPO技術を採用しており、解像度は1440×3200の2Kです。
また、「AQUOS R6」にも搭載されて話題になった超音波式指紋認証センサーを採用しており、広域の指紋認証が可能です。
アウトカメラについては、メインカメラ(広角)が5000万画素、超広角が4800万画素、ポートレートが1600万画素となっており、メインカメラのセンサーにSony IMX 766Vを採用。IMX766は、OPPOのフラッグシップ機などに採用されてきたセンサーですが、IMX766Vは更に感光性能が4.6%向上しているといいます。また、メインカメラにはベースモデルと同じくジンバルを搭載しており、ポートレートカメラにはOIS(光学式手振れ補正)が追加されています。
バッテリー容量は4500mAhで、120W有線急速充電に加えて、50Wのワイヤレス急速充電にも対応します。
カラーは、传奇版(ホワイトに3色ストライプ)、赛道版(カーボン調のブラック)の2種類で、寸法は高さ165.01mm、幅75.20mm、厚み9.19mm。重量は传奇版が203.9g、
赛道版が202.5gとなっています。
価格
既に中国では予約が始まっており、「iQOO 8」が8月24日、「iQOO 8 Pro」が8月26日にそれぞれ発売されます。
価格は「iQOO 8」が、メモリ8GB/ストレージ128GBモデルで3799元(約6万4000円)、メモリ12GB/ストレージ256GBモデルで4199元(約7万1000円)。
「iQOO 8 Pro」が、メモリ8GB/ストレージ256GBモデルで4999元(約8万5000円)、メモリ12GB/ストレージ256GBモデルで5499元(約9万3000円)、メモリ12GB/ストレージ512GBモデルで5999元(約10万2000円)となっています。
スペック
スペックは以下の通りです。
iQOO 8 | iQOO 8 Pro | |
OS | Android 11, OriginOS1.0 for iQOO | Android 11, OriginOS1.0 for iQOO |
SoC | Snapdragon 888 | Snapdragon 888 Plus |
メモリ | 8 / 12GB | 8 / 12GB |
ストレージ | 128 / 256GB | 256 / 512GB |
画面 | 6.56型 (1080×2376), 有機EL 120Hzリフレッシュレート ピーク輝度:1200nits フラットディスプレイ |
6.78型 (1440×3200), 有機EL 120Hzリフレッシュレート ピーク輝度:1500nits エッジディスプレイ |
カメラ | 4800万画素メイン +1300万画素超広角 +1300万画素ポートレート |
5000万画素メイン +4800万画素超広角 +1600万画素ポートレート |
インカメラ | 1600万画素 | 1600万画素 |
電池 | 4350mAh, 120W有線急速充電 |
4500mAh, 120W有線急速充電, 50W無線急速充電 |
寸法 | 传奇版、耀: 159.06 x 75.14 x 8.63mm, 199.9g 燃:
159.06 x 75.14 x 8.72mm, 201.9g |
传奇版: 165.01 x 75.20 x 9.19mm, 203.9g 赛道版: 165.01 x 75.20 x 9.19mm, 202.5g |
通信 | 4G TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41 4G FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/ B18/B19/B20/B26/B28A 5G: n1/n5/n8/n3/n28A/n41/n77/n78 |
4G TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41 4G FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/ B18/B19/B20/B26/B28 5G: n1/n3/n5/n8/n28/n38/n41/n77/n78/n79 |
その他 | 独立ディスプレイチップ。 画面内指紋認証 |
独立ディスプレイチップ、 超音波式指紋認証センサー |
本体色 | 传奇版、燃、耀 | 传奇版、赛道版 |
これまでVivoのiQOOシリーズは、ゲーミングモデルとしての方向性が強い印象でしたが、「iQOO 8 Pro」については、それに加えてカメラ性能も他社のカメラフラッグシップ級に押し上げてきました。また、超音波指紋認証センサーや50W無線急速充電も搭載するなど非常に強力な仕様で、価格も約8万5000円からとリーズナブルな設定になっています。
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— 📱すまほん!!📶5G (@sm_hn) August 18, 2021