ソニーがXperia公式サイト内に、特設コンテンツ「PRODUCT MUSEUM」を公開中です。
創業からの歴代携帯電話、スマートフォン、タブレット製品を「すべて網羅」していることを謳っており、2001年の機種「C1002S」から並びます。
ソニーはセルラーキャリーホン CP-201(1989年)やカードサイズのCP-231(1994年)など携帯電話を出していましたが、これらSony Ericssonより前の歴史については省略されています。
現在のソニーのスマートフォン事業は、ソニーとスウェーデンのエリクソンの合弁会社として2001年に発足したSony Ericssonから始まり、2012年にはソニー完全子会社のSony Mobileとなり、2021年にはソニー株式会社としてテレビやオーディオといったモノづくりの事業部との統合を果たした経緯があります。
残念ながら本特設コンテンツでは国内販売機種に焦点をあてており、UIQ採用スマートフォンPシリーズやWalkmanフォンWシリーズなどSony Ericssonの個性豊かな海外販売モデルは取り扱われていません。
また国内未投入だったXperia X1/X2も未記載。国内向けの紹介では無視される傾向にあり、栄えある初号機を正史のXperia X1とはせず、Xperia X10として扱う場合すらあります。
2012年の統合は、ソニーエリクソン子会社に過ぎない日本法人に本社機能を移管する形で実現しています。