インドの大手通信キャリアであるJio PlatformsとGoogleが共同開発していた超激安スマホ「JioPhone Next」がついに発表されました。
JioPhone NextはSoCにSnapdragon 215を搭載。最大1.3GHzで4コアと非力ではありますが、JioPhone Nextは音声入力にリアルタイム翻訳などを強くアピールしており、その上Googleの助力で特別にカスタマイズされたAndroid Goを用いているため非常にストレスのたまる操作感であると最初から決めつけるのは早計でしょう。レビューを待ちたいところです。メモリは2GB、ストレージは32GBとこちらも一昔前のスマホのスペックを想起させますが最大512GBのmicroSDカードをサポートします。
ディスプレイは1440×720のHD+と割と高精細で、画面サイズは5.45型。カメラは1300万画素でインカメラは800万画素。メインカメラはナイトモードをサポートします。バッテリーは3500mAhで端子はmicro USB。
JioPhone Next は「インド国民に安価に高速な4G回線を提供する」という触れ込みであり、そのため当然ながら4Gに対応。ただしバンドはB3/5/40のみと本当にシンプル。そのほか、デュアルSIMに対応しイヤホンジャックを備え、Wi-Fiはacの一世代前であるnまで、Bluetoothは2013年に発表されたVer.4.1となっています。
本体色はブルーとブラックの二色。
JioPhone Nextは予告当初から「インド、ひいては世界で最も安い4Gスマホ」として宣伝しており、その価格はなんと1999₹、日本円にして3000円。インド人もビックリ!下手すりゃ日本のスマホ型おもちゃより安いですが、非常に、非常に残念なことに、この価格はJio Platformsが提供する回線とのセットでの契約が必須となっているようで、端末本体での購入は6499₹、9700円ほどと非常に高くなってしまいます。
リーク段階でも2500₹や3000₹と伝えられることが多々ありましたが、やはり1999₹という価格で採算を取るのはさすがに厳しいのでしょう。筆者としては3800円+α程度だったらオモチャとして買いたいところでしたが、うーん1万円か……と少し期待していただけにかなり渋い顔になっています。本当に5000円ぐらいで売ってほしいところです。