コレ欲しい、サイフに入れたい!
三井住友カード株式会社、SB C&S株式会社は共同で新商品発表会を実施。世界初となる紛失防止「Tile」機能内蔵Visaクレジットカード「三井住友カード Tile」を発表しました。Tile機能内蔵クレジットカードなら世界初、追跡可能なVisaなら国内初とのこと。
コロナ禍でカード決済利用が増加する一方で不正利用や紛失盗難への不安の声が高まっているといいます。
これまでの取り組みとして、三井住友カードアプリはカード利用を逐一通知、使わない時はアプリでオフにすることで不正利用を防止。2021年にはナンバーレスカードやプラスチックカードのないカードレスもリリース。そして今回のIoT融合「落としても探せるクレカ」。
企画開発はSB C&S。担当した同社CX事業本部サービスデザイン本部副本部長松本晋作氏は「この商品、実は1000回以上の屈曲テストに耐えて商品化させていただく」と設計の苦労を語ります。
見た目はクレカ、中身は基板の入った精密機械。財布等に入れて使うので薄型化しつつ屈曲に対する耐久性向上のため部品配置を工夫、さらに電池駆動時間改善のため省電力設計とするなど、非常に開発のハードルは高かったとのこと。
2,3時間の充電で半年使え、非防水ですが雨やごく少量の水がかかる程度なら大丈夫だそう。開発には2年、3年の月日を投じたといいます。
Bluetooth対応により、最後にカードがBT接続した位置を地図上に表示。カードを落とした場所が分かります。
しかもクレジットカードから音を鳴らして探すこともできる機能あり。クレジットカードにスピーカー内蔵、すごすぎる……。
紛失防止タグ系を財布に入れるのはかさばりますが、クレジットカードと兼用できるのは大きな意義だと思います。物欲そそってきますね。
なお半透明デザインも検討したものの耐久性から断念。スケルトンハイテクカード、ちょっと見てみたかった気もしますね。
初回1500枚発行。発行手数料は初回特別価格5500円。年会費は1375円、初年度無料。申込みはSB C&SのWebページより。本日より受付開始。
クレジットカードの利用期間は5年で、Tile機能は1年の保証期間。有償の再発行(手数料5000円程度の水準を想定)も可能。