スマートフォンが普及し始めてから10数年、主要メーカーの顔ぶれも随分と変わってきましたが、一つの「訃報」が舞い込んできました。
中国「快科技」によると、12月13日、HTC中国大陸公式ページからスマートフォン販売がなくなり、EXODUSのリンクをクリックすると、HTC米国のページへ飛ばされるようになったとのこと。
HTCの中国大陸での主要業務はVRとなっており、「天猫」や「京東」といったECサイトのHTCスマホ公式旗艦店も、いずれも閉鎖。
HTC(宏達国際電子股份有限公司)は1997年5月設立、かつては世界最大のWindows Mobileスマホ製造メーカーで、世界最大のスマホOEM製造メーカーでもありました。
Android陣営の「トッププレイヤー」として、2008年9月には世界初のAndroidスマホ「G1」をリリース、Windows PhoneとAndroidの両陣営をまたいで製品を出していました。
中国大陸勢の勃興により、HTCのグローバルシェアは漸次減少。HTCスマホの時代は終わりを告げた、といいます。
HTC日本のサイトでは、スマホ製品一覧としてHTC U12+、HTC U11 lite、X2の販売終了済みモデル3機種が掲載されているのみ。スマホ事業からの撤退も、遠くはないかもしれません。