ソニーインタラクティブエンタテインメント(SIE)は、家電見本市CES 2022で、「PlayStation VR2(PSVR2)」を正式発表。ディスプレイ解像度など、スペックの詳細を公開しました。外観はまだ公開されていません。
ディスプレイは有機ELで、解像度は片目2000×2040です。視野角は110度、「フォービエイテッド・レンダリング(中心視野ほど高解像度に、視野の外側に行くに従い低解像度で描画する手法)」も備えます。
さらに内蔵モーターの振動でより没入感を高めるシステムや、アイトラッキング(視線計測)機能も実装するそうです。
プレスリリースによると「PSVR2」は、「高精細なビジュアル、新しいセンサー機能、トラッキング性能の進化、そしてケーブル一本でPS5に接続できる点など、次世代のVRにふさわしい体験を提供する」とのことで、PlayStation 5との接続は有線(USB Type-C)で行う模様です。
初代「PSVR」は、専用のプロセッサーユニットを使うなど、セットアップがかなり煩雑でした、USB Type-Cケーブル1本でPS5に接続できるなら、その辺の手間は大きく減りそうです。ただ、ワイヤレス接続機能が無さそうなのは残念。「Meta Quest」のように使えれば最高だったのですが。
SIEが「PSVR2(当時の名称は次世代VRシステム)」の存在を公表したのは、2021年2月。3月の新型ハンドコントローラーの情報公開を除くと、約1年越しに大きな発表を行った形です。
今回の発表で同社は、専用タイトル「Horizon Call of the Mountain」の開発も告知。なお、新型ハンドコントローラの正式名称は「PlayStation VR2 Sense」とのことで、見た目は下記の画像の通り(デザイン自体は2021年に公開されてました)。よく言えば未来っぽいですが……なんだか不思議なデザインですよね。