著名アナリストのMing Chi Kuo氏は4月1日、自身のTwitterで「折りたたみ式iPhone」に関するいくつかの情報をツイートしました。
同氏は2021年のレポートで「折りたたみiPhoneは早ければ2024年にも発売する」と予想していましたが、今回のツイートは、その予想を修正するものでした。
Kuo氏の現段階の予想としては、早ければ2025年に最初の折りたたみ式製品が発売されるとのこと。
以前のレポートから発売予想が一年伸びています。折りたたみiPhoneに限らず「折りたたみ式iPadや、iPadとiPhoneのハイブリッド端末が出る可能性も十分にあり得る」としています。
I expected Apple to launch a foldable iPhone as soon as 2024 in my reports last year, but now it’s clear this prediction needs to be revised. I predict Apple may launch its first foldable product in 2025 at the earliest, which may be a foldable iPad or a hybrid of iPad & iPhone. https://t.co/HGIDPFvdar
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) April 1, 2022
同日の別ツイートでも、「現在Appleは9インチ程度の折りたたみ式OLEDを積極的にテストしていることから、折りたたみ式製品のサイズの優先順位は中・大・小の順」だと述べています。この9インチOLEDは、iPhoneとiPadの中間の解像度を持ち、TDDIを採用するだろうとのこと。ちなみにTDDIとは、従来タッチパネルとディスプレイでそれぞれ分かれていた制御ICを統合したものです。
なお、この9インチOLEDのテストはあくまで折りたたみ技術の検証のためであり、必ずしも実製品の仕様にはなり得ないと付け加えています。
I think the priority order of sizes of Apple foldable product development is medium, large, & small. Apple is actively testing foldable OLED about 9″ (PPI between iPhone & iPad, adoption of TDDI). The test is to verify key technologies and may not be the final product spec. https://t.co/phbdIhFO3C
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) April 1, 2022
SamsungのGalaxy Z Fold3 や OPPOのFind Nなど、折りたたみスマートフォン市場が盛り上がりを見せている中、Appleの参入は2025年とだいぶ遅いように感じます。ほかの端末とどう差別化を図ってくるのか、気になるところです。