Appleが開発中と噂の次期iPhone 14に関して、中国BOEが製造した同端末向け有機ELディスプレイの品質評価テストが開始されると、韓国のITメディアTHE ELECが伝えました。
情報によると、BOEは、早くとも今月中には、Appleによる品質評価テストを受ける可能性があるとのこと。
Appleによるテスト後、BOE製ディスプレイが承認された場合、iPhone 14シリーズで登場する見込みの4シリーズのうち、無印モデル向けディスプレイが7月から8月までに製造開始される模様です。
中国BOEをめぐっては、2022年6月上旬に、ディスプレイの一部設計をAppleに無断で変更し、性能を意図的に低下させたとして、Apple上層部から調査を受けていたことが判明。結果、2月から同社のiPhone 13用ディスプレイは供給量が落ち込み、iPhone 14においてはディスプレイのサプライヤーから外れる可能性があるとも噂されていました。
最終的には、Appleの再テストでiPhone 13用ディスプレイ製造が再び承認された模様。ただし、iPhone 14においてBOEが供給予定のディスプレイは、同社が目標としていた4000万枚を大きく下回る500万枚程度となる見込みです。また、Samsung DisplayやLG Displayが受注するディスプレイ数は増加し、韓国勢の市場における存在感はさらに強くなりそうです。