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60Wが100Wに?Ankerが声明「通常使用で再現性なし」

 2022年6月23日 (木) よりAnkerが販売開始したUSB急速充電器「Anker 736 Charger(Nano II 100W)」について、個人媒体Purdo.netが検証を実施。電子負荷装置を用いて3Aケーブルを使用して充電した場合、通常60W出力に制限されるところが100W出力を検知した事象が確認されました。

 これについてAnkerは声明を出しました。電源負荷装置を使用した特殊環境下のみ再現性があり、通常使用において問題なく利用できるとしました。

 当該製品はPSE認証を取得、USB-IFが定めたUSB Power Deliveryへの互換性など急速充電器の規格・販売に係る法的要件は全て準拠しており、通常使用では再現性がなく、安全に利用できるとしています。

 購入した顧客のうち心配に思われる方には、Ankerカスタマーサポート窓口にて個別で返金を受け付けるとのこと。

なお、PCの充電など通常の使用環境下では、3Aを超える電流をシンク側 (PC 等デバイス側) が要求する場合、ソース側 (充電器側) が接続したケーブルのeMarkerの有無を確認し、シンク側に供給可能な電流の範囲を送信します。シンク側はその範囲で最適な負荷電流を決定します。しかし、電子負荷装置を用いた特殊な環境下で、シンク側 (電子負荷装置) がその電流の範囲を無視し、仕様以上の電流を強制的に要求することで、ソース側である本製品から5Aの電流を引くことは理論上可能です。

以上を踏まえ、一般的にお客様がPC等のデバイスを本製品で充電される際に過電流になるリスクはなく、本製品は法的に定められている過電流保護機能を備えており、安全にご使用いただけます。また、現時点でお客様から事故報告は一件もいただいてはおらず、法的にも求められておりませんが、上記のような特殊環境において本事象の再現が可能であることを鑑み、本日以降に製造する本製品について、さらに安全にお使いいただけるよう、接続しているケーブルがeMarker非対応の場合も、ソース側でも制御する仕様にアップデートをしております。

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