Appleに関する的確な情報に定評のあるアナリストMing-Chi Kuo氏は、Appleが開発中とされている「iPhone 14」シリーズに関し、サプライヤーや流通業者が、同端末の発売後に中国国内での需要が非常に高まることを期待していると報告しました。
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The demand for iPhone 14 in the Chinese market may be stronger than that of the iPhone 13 from the viewpoints of distributors/retailers/scalpers.— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) June 30, 2022
同氏の情報によると、Appleへ部品を供給するサプライヤーは、iPhone 14シリーズの2022年下半期における販売台数を約1億台と予想。中国国内の流通業者や小売業者からの継続的な調査からも、iPhone 14シリーズの潜在的な需要は増え続けているようです。
現行のiPhone 13シリーズは、2022年1月において中国国内で最も売れた端末となるなど、中国国内での売れ行きがかなり好調です。
Appleは、米国による中国への禁輸措置の影響で米国からの部品の調達が難しくなり、存在感をなくしたHuaweiのユーザーをうまく取り込み、中国国内のハイエンドスマートフォン市場で支配的な存在となっています。
iPhone 14シリーズ発表後には、中国でのiPhoneのシェアはさらに拡大し、Appleの立場はさらに固いものとなる見込み。これを受けたXiaomiやOPPOなどの中国メーカーも、自国内のユーザー獲得に向けた動きを強める可能性があり、今後の動向に注目が集まります。