米Qualcommは、次世代ウェアラブル端末向け新プラットフォーム「Snapdragon W5 Gen 1」および「Snapdragon W5+ Gen 1」を発表しました。
「Snapdragon W5/W5+ Gen 1」は、4nmプロセスで製造されたSoCと22nmプロセスの常時接続コプロセッサーで構成されています。
以前のSnapdragon Wearチップは12nmプロセスで製造されており、製造プロセスの変更によってパフォーマンスやエネルギー効率が飛躍的に向上。新たに搭載された常時接続コプロセッサーを利用することで、心拍数や酸素飽和度、心電図の測定、機械学習を用いた転倒検出が利用できます。
また、「Snapdragon W5+ Gen 1」においては、追加の低電力コプロセッサーを搭載。Qualcommによるデータでは、600mAhのバッテリーを搭載したスマートウォッチにおいてSnapdragon W4100+と比較し、バッテリー持ちが50%長く、処理性能は2倍に向上するとのこと。
「Snapdragon W5/W5+ Gen 1」は、現在スマートウォッチ市場で世界シェア2位のSamsungと競合する企業が求めていたものであり、このチップを搭載したスマートウォッチが市場に出回れば、Galaxy Watchシリーズの好敵手となることが予想されます。