Appleは、来年のMacに搭載されるM3チップとiPhone 15 Proに搭載されるA17チップにTSMC製の改良型3nmプロセスを使用するようです。Nikkei Asiaが伝えました。
それによると、M3チップとA17チップで使用されるのは「N3E」という第1世代3nmプロセスより優れたパフォーマンスと電力効率を実現する技術で、Appleはこれを使う世界初のメーカーとなるようです。
今年のiPhone 14シリーズではProとPro Maxのみ新しいA16チップ(4nm)を搭載していますが、無印とPlusは13シリーズから据え置きのA15(5nm)。2023年のiPhone 15シリーズでも同様にProとPro MaxのみA17チップを搭載するとのこと。
2020年のM1から1年半以上経過して今年M2が登場しましたが、M3チップ搭載Macは早くも2023年中に登場する見通し。
一方、第1世代3nmプロセスについてもAppleが世界初の採用メーカーとなり、iPadの一部のモデルに使用すると同じくNikkei Asiaが以前伝えています。
インテルも2023年にTSMCの3nmプロセスを確保することを試みていたものの、早くとも2024年に先延ばしになったということです。
アナリストの推定として、5nmから3nmに移行するとコストが少なくとも40%上昇すると報告しています。