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なんでも強力ヌルヌル動画、最強の風呂端末!? AQUOS sense7 plusの突き抜けた魅力とは

 風呂も動画も強力、コイツ変態端末!

 シャープはAQUOS sense7シリーズの上位機「AQUOS sense7 plus」を発表しました。

 AQUOS R7譲りのデザイン、ハイエンドに迫るサイズのカメラセンサー、超頑丈なアルミ合金一体成型ボディ、防水防塵耐衝撃おサイフケータイ対応、マスク対応顔認証+側面配置、静止駆動対応の省電力な有機ELといった基本仕様はAQUOS sense7と共通。

サイズは違うが一体成型でMIL規格準拠の過酷な試験をクリアしているのは同じ。

 違いは、AQUOS sense7 plusはオーディオビジュアルに特化したということ。

 まず6.1型のsense7に対し、sense7 plusは6.4型と大画面。動画を見るなら大きい方がいいですよね。

幅76mm、6.4型の大画面

左からAQUOS sense7 plus、AQUOS sense7

左からiPhone 14 Pro、AQUOS sense7 plus、arrows We

 もちろんそれだけではありません。sense7は最大60Hzですが、sense7 plusは240Hz(画面描画120コマ、黒挿入)に対応。滑らかなだけではない、スクロール中の画面も読みやすい表示を実現します。黒挿入はもともとはテレビやゲーミングモニターの機能でしたが、AQUOS zero2を皮切りに有機EL搭載AQUOSの定番機能となり、最近はXperiaも追従しています。

 本機の最大の特徴が、中位帯のSnapdragon 695 5Gながらも、専用LSIによるフレーム補間に対応している点。

 これは高度な画質処理エンジンを搭載した大型テレビで実現しているような機能ですね。フレーム間のコマを自動生成し、フレームレートの低いテレビ番組もヌルヌル表示してくれるあの機能です。

 こうした機能は最近、ハイエンド向けのスマートフォンのSoCであるSnapdragon 888 / 8 Gen 1にも入れ込まれています。これをわざわざ廉価機種の中位帯SoCで、専用LSIを搭載してまで実現してしまったのは非常に豪華と言わざるを得ません。

 しかも、ハイエンドに追いつく、というレベルではありません。Snapdragon 888 / 8 Gen 1のフレーム補間は仕様上、著作権保護の前には無力。各種SVODでは適用不可能となってしまっており、使い勝手が良くありません。

 しかしAQUOS sense7 plusはなんと、システムと画面の間、専用LSIにて「画面表示の手前で」フレーム補間処理を行うことによって、こうした制約を無理やり突破

 そう、著作権保護のかかったSVODでもフレーム補間処理を実現できてしまうのです。つまりハイエンドを超える仕様を持っていると言えます。

 最適なのはスポーツ観戦で、空撮動画や映画の視聴でも威力を発揮。フレームを生成して秒間120コマにリアルタイムで変換。たとえば24fpsの映画であれば、約5倍にまでコマを増やします。最近は24コマではカクカクなんて意見もありますが、本機ならハードウェアの暴力で超ヌルヌルの映像体験が楽しめます。

 とはいえ「フレーム補間なんて破綻しやすいだろ」と思うところですが、主にパンやティルトなどフレーム補間をかけても破綻しにくい場面でのみ発動するようで、フレーム補間に適さない場面ではキャンセル処理がかかるとのこと。適したシーンのみ滑らかといった感じになりそうです。

 映画というのは実に不思議なことに、24fpsだからこそ味わい深い雰囲気となるように思います。60fpsから120fpsならまだしも、24fpsから120fpsに5倍にコマを増やして超ヌルヌルにしてしまうのは、違和感も大きいでしょうし、映画制作者の意図から離れてしまうことにもなるでしょう。こうした議論はテレビの画質処理エンジンによるフレーム補間処理に関しても起きているところ。

 そういった場合にはオフにすることも可能。たとえばYouTubeでは有効にして、Netflixではフレーム補間処理を無効化するといった切り分けもできます。この点は安心ですね。

 また、異なる観点もあります。放送は綺麗に収録して高圧縮で伝送し、高画質で再生します。ところがスマホではモバイル通信で行うもので様々な制限があり、ボトム側に合わせてフレームレートを落とすような工夫や妥協があります。そうした「サービスに対して端末最前面で元に戻すという意図である(シャープ通信事業本部パーソナル通信事業部長小林繁氏)」という考え方とのこと。本来であれば撮影から配信、再生まで高フレームレートで行われるのが理想ですが、そうはなっていないのだから端末側でそのように「復元」するのだ、ということです。

 いずれにしても(ハイエンドスマホでも無理な)テレビのすごい機能が、なんと廉価スマホに降りてきた!という魅力を持っているのは間違いありません。

 しかし、これまでいくらテレビのような画質面での魅力を持つAQUOSでも、しばしばそれを台無しにしてきたのがスピーカー音質です。今回、これが大幅に強化されました。

 AQUOS史上最高とするステレオスピーカーを搭載。BOX構造を採用した大口径スピーカーユニットにより、低音域音圧2倍、帯域幅1.4倍に。迫力のある音響を楽しめるといいます。美麗な動画再生に相応しい音響が備わります。

 AQUOSの隠れた魅力の一つが、正式に「お風呂対応」を謳っている点。通常の防水防塵対応はお風呂のようなあたたかくて湿気の過酷な環境までは想定していません。sense7 plusでもお風呂場に対応です。

sense7シリーズは(お風呂防水対応)!

 筆者は喜んでAQUOSで動画を観ながらシャワーを浴びるわけですが、これが使えない。AQUOSの貧弱極まりないスピーカーでは、シャワーにかき消されて最大音量でも聞き取るのが難しいのです。「シャワー浴びてると風呂非対応じゃねえか!」と叫びたくなるほどガッカリします。

 ところがsense7 plusは音質に加えて最大音量も向上しているので、この点の改善が期待できそうです。

 電池容量もsense7よりもさらに多い5050mAh。これはAQUOS R7よりも上、AQUOSスマホ史上最大に。動画をたっぷり楽しめます。

OS Android 12
(OS更新最大2回、セキュリティ更新3年)
SoC Snapdragon 695 5G
メモリ 6GB
容量 128GB
画面 6.4型 (2340 × 1080)ドット
カメラ 23mm f/1.9 1/1.55“センサー 50.3M
15mm f/2.4 8M
インカメラ 800万画素
電池 5050mAh
寸法 約 W76 × H160 × D8.2mm / 約172g

 魅力的な王道ミッドレンジAQUOS sense7ですが、何かが物足りない。そんな機種に尖ったオーディオビジュアルの特徴をぶち込んだ上位機種がAQUOS sense7 plusとなっています。

 ソフトバンクで10月上旬以降発売予定。

詳細はソフトバンクの公式サイト(https://www.softbank.jp/mobile/)でご確認下さい。[AD]
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