以前より開発が予測されているGoogleの折り畳みスマホ、Pixel Notepad。
開発頓挫の噂も伝えられていましたが、Googleが新たに折りたたみデバイスに関する特許を提出したようです。Phone Arenaが伝えています。
Googleが世界知的所有権機関(WIPO)に出願した2つの特許では、Galaxy Z Fold4などの横折り式フォルダブルデバイスとみられる画像が確認できます。一方はインカメラ、もう一方はヒンジについての特許ですが、画像ではいずれも類似したデバイスが描かれています。
中でも目を引くのはインカメラの位置。内側のメインディスプレイはエンタメの視聴などが本領であり、パンチホール式インカメラでは体験に多大な影響を与えてしまいます。そのため、Samsungは画面内カメラ(UDC)、Xiaomiはインカメラ非搭載という手法を取っていますが、Googleが提出した特許では、やや厚めに感じるベゼル内に収めてています。
画面の展開を担うヒンジは、競合するフォルダブルスマホと比較し、正面から見てかなり目立ちそう。さすがにSurface Duo 2のような極太ベゼルのままで登場してほしくはないですね。
以前の情報では、Android 12Lのベータ版アプリから見つかったアニメーションより、Pixel Notepadは「OPPO Find N」に近い、展開時に正方形に近づく形状になると噂されています。
これはGoogle独自開発チップ「Tensor」の開発生産にSamsungが大きくかかわっていること、それ以外にも両社の関係が良好であることから、折り畳みスマホで競合しかねないGalaxy Z Foldシリーズに忖度したのではないかともいわれています。
Pixel Notepadはこのタイプの折り畳みスマホとしては比較的安価な1400ドル程度に抑えられるとも伝えられており、グローバル市場において新たな選択肢となりえそうです。