Huaweiは、先に中国で発表した「HUAWEI Mate 50 Pro」のグローバル版を発表しました。中国版と比較してかなり高価になっているほか、いくつかの機能に差異があります。
Mate 50 ProはSoCにSnapdragon 8+ Gen1を採用。一方でHuaweiに課せられている制裁の影響で、5Gには非対応。また中国版では独自開発を謳うHarmoney OS 3.0がプリインストールされていますが、グローバル版はこれまでと同じくEMUI 13。
また、中国版Mate 50 ProはiPhone 14シリーズに先立って衛星通信機能に対応していますが、グローバル版では非対応。GSMArenaは非対応の理由を、同機能が中国版GPSの「BeiDou(北斗)」に依存しているためであると紹介しています。
そのほかのスペックはほぼ共通で、120Hzリフレッシュレートに対応する6.74型有機ELディスプレイを搭載、Androidでは今どき珍しいノッチを採用、スピーカーや1300万画素のインカメラのほかに高精度な顔認証センサーを備えます。
Mateシリーズはもともと撮影特化モデルだけあって、カメラのスペックはかなり強力。メインは5000万画素で、光学式手振れ補正に対応し、6枚羽の可変絞りを搭載。加えてOIS対応で6400万画素のペリスコープカメラと1300万画素の超広角カメラを採用しています。
老舗カメラメーカーのLeicaとの提携が満了したことを理由に、Huawei独自のイメージングブランド「XMAGE」を冠します。
メモリは8GB、中国版では128/256/512GBから選べたストレージは地域によって256GB/512GBのみの用意。別途Huawei独自でNanoSIMカードサイズのNMカードに256GBまで対応します。
地域によってシングルSIM版とデュアルSIM版を用意します。もちろん5Gには対応しておらず、4Gはいずれのモデルでも共通の日本の3大キャリアの必須バンドはカバーしています。
本国版では5色あった本体色はオレンジとホワイト、ブラックの3色に。価格は256GBモデルが1299ユーロ(18万5000円)、512GBモデルが1399ユーロ(19万5000円)。中国版は執筆時現在の価格で6799元(13万円)からであるため、非常に高価です。
OS | EMUI 13 |
---|---|
SoC | Snapdragon 8+ Gen1 |
メモリ | 8GB |
容量 | 256/512GB |
画面 | 6.74型 (2616×1212) |
カメラ | メイン:5000万画素,OIS対応 超広角:1300万画素 望遠:6400万画素,OIS対応 |
インカメラ | 1300万画素 |
電池 | 4700mAh,66W有線,50Wワイヤレス |
寸法 | 162.1 × 75.5 × 8.5mm,205g |
5G | 非対応 |
LTE | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66/34/38/39/40/41 |
3G | 1/2/4/5/6/8/19 |
その他 |
中華ガジェット個人輸入の定番サイト [AD] |
AliExpress Global |