ぼちぼち大量リークが期待できるGalaxy S23のSnapdragon搭載モデルについて、処理性能を示す指標であるGeekbenchスコアが登場しているようです。SoCの評判がすこぶる悪かった現行と比べ、大幅なスコア向上を果たしていそう。Phone Arenaが伝えました。
Geekbenchスコアを読み取ると、Galaxy S23はSnapdragon 8 Gen2を搭載するようで、もちろんAndroid 13を搭載。シングルスコアは1524点、マルチスコアは4597点。
Snapdragon 8 Gen1を搭載するGalaxy S22と比較すると、シングルスコアが1.25倍強、マルチスコアが1.4倍弱という結果に。Snapdragon 8 Gen1は発熱や消費電力の問題などでスコアが伸びないSoCでしたが、それでもこの伸び幅は評価できます。
Snapdragon 8 Gen2そのものの仕様も判明。Snapdragon 8+ Gen1などの既存ハイエンドSoCでは、CPU構成が高性能な順に1+3+4となっていたものの、8 Gen2では1+4+3というレイアウトに。これがマルチスコアの大幅向上に寄与したのでしょうか。
最も高速なコアの動作周波数も3.36GHzに。ちなみに、Snapdragon 8 Gen2には毎年用意されていたプラスモデルではなく、「高周波版」も登場すると伝えられています。こちらは文字通り動作クロックを3.5GHzほどまでに高めたモデルであり、ゲーミングスマホなどが搭載するモデルとされています。こちらのスペックにも期待したいところ。
なお、Galaxy Sシリーズは地域によって、自社製SoCのExynosかSnapdragonのいずれかを搭載していますが、Galaxy S23シリーズでは著名アナリストのMing-Chi Kuo氏が「全モデルでSnapdragonを搭載する」と述べ、一部リーカーは正反対の見解を出すなど、情報はやや錯綜しています。
Qualcommは11月15日から3日間、「Snapdragon SUMMIT」を開催を予定しており、その中でSnapdragon 8 Gen2が発表される見込み。