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オーディオテクニカの本気TWS「ATH-TWX9」レビュー

 これぞオーテクの本気、多機能全部入りTWS!

 オーディオテクニカの完全無線イヤホン(TWS)、「ATH-TWX9」をレビューします。製品価格は税込3万3000円前後。

 化粧箱の豪華さから気合の入れようが伝わってきますし、実際にその気合は全く空回りしていない、期待通りの多機能で全部入り、まさに最強のTWSです。

 ケースも本体もマットで高級感があり、デザインは最高。見た目だけではなく、実際の装着感も非常に良好。すっと耳に入ってくれます。

 充電ケースへの収納中、深紫外線LED照射による細菌やウイルス除菌を行い、イヤピースの表面除菌を行う不思議な機能も備えます。とにかく機能全部詰め込むぞ!感があって良いかもしれません。

 ケースへの充電はUSB Type-CまたはQi無線充電。

 イヤホン自体はIPX4相当。Androidデバイスとの接続には、Androidデバイスと近づけると表示されるポップアップをタッチしてペアリングする「Fast Pair」にも対応します。Google Assistantや、360 Reality Audio認定、2台マルチペアリング、装着検出による音楽再生の停止など、昨今のTWSにあるべき機能を網羅。電池持続時間はイヤホンのみで4時間程度です。

 肝心の装着感は非常に良好でぴったりハマります。

 口径5.8mmのダイナミックドライバーを搭載。音質は、変な偏りや強い個性的はなく、すっきりと繊細できれいに鳴らしてくれます。

 ライバルとなるポジションのSony WF-1000XM4と比べるとさらに全体的に整ったバランスに近いですね。WF-1000XM4よりは音場は劣りますが、音の分離感はわずかに優れているように感じます。高域もより良く、総合的な音質ではATH-TWX9に軍配が上がりそうかな、といった印象です。

 対応コーデックはSBC/AAC/aptX/aptX Adaptiveであり、LHDCやLDACには非対応。

 低遅延を謳うAptX Adaptiveコーデックには対応するものの、デフォルトでは大幅な遅延が生じるため、映画やドラマ、アニメを視聴すると音ズレで到底観賞に耐えたものではありません。これはAptX Adaptiveが単なる低遅延だけではなく、安定接続時には高音質伝送まで行えるよう適宜切り替えが可能な規格だからです。

 このため動画やゲームプレイ時には、Audio-Technica Connectアプリ内の設定から、低遅延モードに手動で切り替えることで、ほぼ音ズレなく、極めて快適にコンテンツを楽しめます。

 ノイズキャンセリングについては基本的には使い物になります。耳に装着時に個人に騒音除去を性能を最適化。さらに電車や外など、各状況に応じて手動切替を行うことで、より適切な騒音除去をかけることも可能です。

 かなり過酷な状況である新幹線で電車モードを試すと、WF-1000XM4とくらべて、高音域のノイズはわずかに消せる印象ですが、低音域の轟音はダメですね。歩行中等の風切り音も気になります。騒音除去はWF-1000XM4に軍配が上がります。

 外音取り込み、ヒアスルーに関してもそれなりです。有効化して数秒間は違和感がありますが、徐々に周囲の音に合わせて自然に適合します。

 筆者はTWSという分野自体にそもそもマイク品質を期待していませんが、ビームフォーミングマイク技術により、TWSの中ではそれなりに使えるレベルです。他社のTWSでは通話中、周囲に発した自分の声が聞こえず、大声で話しがち……なんてこともありますが、本機はマイクから拾った自分の声を拾って自分の耳に届けるため、比較的自然な感覚で通話に没頭する機能も賢いです。

 オーディオテクニカロゴ部分のタッチと物理ボタンによる制御が可能。物理ボタンの機能割当はカスタマイズも可能です。

 WF-1000XM4とほぼ同価格帯のライバルでありながら、きっちり勝負できるイヤホンを出してくれたことは特筆に値します。

 機能特盛なのが素晴らしいですね。対応コーデック増加やドライバーの大型化などさらに進化した次期製品にも期待したいところです。

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