ARの3Dジオラマで観光や都市開発に貢献!「Diorama Vision」リリース すまほん!!

 3Dジオラマから周辺情報をチェックできるMagic Leap 2向けAR対応コンテンツ「Diorama Vision」がリリースされました。

 同コンテンツは観光地やホテルなどでの利用を想定。現地に行かなくても目的の場所の周辺情報を確認可能にして、宣伝効果を高めるのが狙いとのこと。3D版「Google Map」って雰囲気ですね。

 都市の3Dモデルには、国土交通省主導の3D都市モデル整備・活用・オープンデータ化プロジェクト「PLATEAU」のデータを使用。

 公開中の紹介映像では、横浜周辺の3D都市モデルが登場し、ランドマーク(横浜ランドマークタワー、クイーンズスクエア横浜など)の概要を見ることができます。

 悪くなさそうですが、ちょっと気になるのが3Dモデルを少し(人間の目線から考えて)下の方に表示する点。じっくり見ようとすると、結構しゃがむ必要がありそうな……。まあ、正式版には位置調整機能などを導入するのかもしれませんが。

 「Diorama Vision」は、観光のほか、様々な情報をジオラマAR上で可視化する「データビジュアライズシミュレション」にも活用可能。

 具体的には、都市開発における建設過程や災害・緊急時の避難ルートシミュレーションに対応し、新たなニーズや潜在的な課題発見へと繋ぐそうです。

 ちなみに「Diorama Vision」は、ARグラスのほかSony ELF-SR1などの高精細空間再現ディスプレイでも使用可能です。Magic Leap 2、正直あまり普及してないですし、“ディスプレイモード”を実装したのは結構賢い選択かもしれませんね。

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