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陰謀論者スマホサービス「ノーシープフォン」が登場。カスタムROM入りPixelを販売

 一般社団法人ノーシープは、「ノーシープフォン」なる名称のサービスを提供開始すると発表しました。読者の皆さんがこれを利用する必要はありません。

 まるで新型スマートフォンかのように思わせますが、実際はGrapheneOS等のカスタムROMを焼く代行等のサービス。

GrapheneOSはAOSPベース、セキュリティプライバシー特化のオープンソースPixel向けカスタムROM。なお一般的にカスタムROM焼きの代行の相場は数千円程度

 料金は「OSインストール、リリースノート提供、Q&A掲示板アカウント提供」で3万円

Pixelは別料金で中古か未使用。ノーシープ組織の当初計画として2022年に公開された資料(pdf

 サービス依頼提供フォームのオプションから、Google Pixel本体も選択可能。ただし現時点で在庫は保持せず、利用者からの入金確認後に業者にPixelを発注する形になるとのこと。

前入金、相談の上金額確定、在庫不保持

 なお特商法表記によれば古物商許可を取得しており、当然Google等との直接的な提携はないと見られるほか、ソフトウェアについて一切の保証はしないとしています。

 同法人の設立目的は「誰にも支配されない・監視されない・依存しない独立個人を取り戻すことであり、それらが対等の立場で結びつき、新たな社会・経済圏を作ること」と銘打ちます。

 ノーシープフォンを提供するに至った経緯として、AppleやGoogleが「全世界のあらゆる人間のプライバシーを勝手に取得し、特にGoogleはこの情報を使い、検索結果を捻じ曲げたり、反ワクチン派のマップを作ったりしている」と主張、「ストーキング行為」にNOを突き詰めるためとしています。

 一般社団法人ノーシープは、反ワクチンやマイナンバーカード返納の活動を展開する「日本と子どもの未来を考える会(ニコミ会)」の上部組織としての位置付け。組織当初計画として公開される資料によれば、反マイナンバー活動などを行っていくとしていました。

 このほか、ノーシープはコロナウイルスワクチン接種者体内のBluetoothチップを検出すると主張する「チップチェッカー」アプリを開発しています。

情報元note.com
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