SamsungはGalaxy Tabシリーズの廉価モデルに当たる「Galaxy Tab S9 FE」と「Galaxy Tab S9 FE+」という名称を以前に誤って公開してしまったことがありますが、うち「Galaxy Tab S9 FE+」において、搭載しているバッテリーに関する情報が公開されたようです。MySmartPriceが伝えました。
それによれば、Galaxy Tab S9 FE+は韓国のKTLおよびタイのNBTC認証を通過したとのこと。それらの認証情報に関する資料より、Galaxy Tab S9 FE+のモデル番号は「SM-X610」をはじめとした計5モデルが用意されており、その中には他モデルのモデル番号より、セルラー通信に対応していると関連付けられる「SM-X616B」も確認できます。
バッテリー容量は9800mAh、また最大45W(10A/4.5A)の充電速度に対応するとのこと。これはGalaxy Tab S9+や、同じく12.4インチディスプレイを備え、Galaxy Tab S9 FE+の先祖といえるGalaxy Tab S7 FEより若干小さいものとなっています。
また、モデル名SM-X516BのGalaxy Tab S9 FEもNBTC認証を通過しているとのこと。ただし、NBTC認証ではバッテリー容量等は読み解けないようです。いずれにせよ、Galaxy Tab S9 FE/FE+は発売に向けて順調に進んでいることがうかがえます。
以前の噂によれば、Galaxy Tab S9 FE+は12.4インチ液晶やデュアルカメラを搭載するとのこと。これより小型なディスプレイを備える「Galaxy Tab S9 FE」についても、10.9インチ液晶と単一カメラを備えるとされています。
またいずれのデバイスも、Snapdragon 778Gと同程度の性能である「Exynos 1380」を搭載。Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載するGalaxy Tab S9シリーズと比べて、搭載するチップのグレードを大きく下げることで価格を抑えています。
このほか、8GB/128GBと12GB/256GBメモリ・ストレージの構成があることや、microSDカードスロット搭載、Sペンを同梱するといったうわさがあるようです。
Samsungは日本でも積極的にタブレットをはじめとした製品群を投入するようになりましたが、公式ストアで扱うラインナップが、10万円を超えるGalaxy Tab S8/S9シリーズと、Snapdragon 720G搭載で実売4万円切りのGalaxy Tab S6 Liteしか存在していません。その間を埋める存在として、Galaxy Tab S9 FEシリーズが日本にも来てほしいところです。