Trinityより、共同技研化学の蓄熱均熱化シートFREY採用の「スマ冷えPremium」とクリアケースTurlteを提供していただきました。今回「スマ冷えPremium」を試してみました。
これを貼るだけで暑い夏でもスマホの温度を-8.2℃する……と謳います。
この手のスマホ冷却としては保冷剤を用いる場合がありますが、冷蔵庫や冷凍庫に入れるなどした保冷剤を、スマホに貼り付けてしまうと結露のおそれがあります。急激な温度差での急速冷却は結露の心配があるので推奨されません。
「スマ冷えPremium」は保冷剤ではなく蓄熱式なので、ちょうどおでこに貼る熱さまシートみたいなものですね。この方式は結露の心配はありません。
粘着面があるのでスマホの背面に貼れると謳いますが、昨今のすりガラス調の機種だとすぐ剥がれます。ただ0.9mmと薄型なので、スマホケースを装着して固定が可能です。FeliCaやQiも使用できるとしています。
今回、筆者はXperia 1 Vにてつけてみました。
3DMark Wild Life Extreme Stress Testを走らせて表面温度を計測。最高温度の差異は1.8度ほど。
多少の発熱抑制効果があることはわかりました。それによって性能も向上しており、ベンチマークでの安定性とスコアが微増することを確認しました。
- Wild Life Extreme Stress Test(蓄熱シートなし):Best loop 3672, Lowest loop 1550, Stability 42.2%
- Wild Life Extreme Stress Test(蓄熱シートあり):Best loop 3624, Lowest loop 1955, Stability 53.9%
- AnTuTu Bench Mark(蓄熱シートなし):138万3895点
- AnTuTu Bench Mark(蓄熱シートあり):141万0671点
なお本製品は熱吸収を行うことから、今回のようにスマホ本体の発熱抑制を行える一方で、蓄熱シートが吸収した熱の放熱の問題があります。「熱くなってきたので少し休んで機体を冷まそう」という場合に、逆に放熱を阻害してしまう可能性が考えられます。ゲームや動画を再開するまでの間、蓄熱シートとケースを外しておくと良いでしょう。
過信すると拍子抜けする可能性はありますし、製品の特性を理解した使いこなしが必要ではあるものの、うまく活用すれば有効ですので、ぜひチェックしてみて下さい。
ちなみにXperia 1 V/IVにてヘビーにゲームをプレイする場合には、Xperia Stream(XQZ-GG01)を導入するのも一つの手です。
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