NTTドコモは、過去にアウトバウンドテレマーケティング業務を委託していた株式会社NTTマーケティングアクトProCXにおいて、同社が利用するコンタクトセンタシステムを提供するNTTビジネスソリューションズ株式会社のシステム運用保守業務従事者(元派遣社員)が、顧客方法を不正に持ち出していたことが判明したと発表しました。
不正に持ち出されたのは、現時点判明分だけで、合計で約7.2万件。
【1】アウトバウンドテレマ業務(2015年4月~2015年6月まで委託) 約1.5万件
【2】スマホ・光乗り換えサポート事務局業務(2018年3月~2020年8月まで委託) 約5.2万件
【3】ひかりTVチューナー設置勧奨業務(2019年12月~2020年1月まで業務委託) 約0.5万件
不正に持ち出された情報の内容は以下の通り。
【1】アウトバウンドテレマ業務
:氏名/電話番号/携帯電話番号/郵便番号/契約者住所/契約者性別
【2】スマホ・光乗り換えサポート事務局
:氏名/電話番号/郵便番号/契約者住所/プロバイダ名
【3】ひかりTVチューナー設置勧奨業務
:氏名/電話番号/郵便番号/設置住所/チューナー機種名/ISP-ID/ユーザID
クレジットカード情報や金融機関口座情報、パスワードは含まれていないとのこと。
NTTマーケティングアクトProCXとNTTビジネスソリューションズより、2023年10月11日に本件流出があったとの報告を受けたことで判明。現段階では第三者に流出させた事実は確認されていないといいます。
ドコモは再発防止に努めるとしています。
- ドコモ、個人情報596万件不正流出「元派遣社員が持ち出し」と発表(2023/07/22)