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バーチャルな環境で業務できるXRデバイス「Visor」予約開始。2024年に出荷予定

 Immersed社は、自社製のXRデバイス「Visor」シリーズの予約受付を開始しました。同デバイスは、主にVRアプリを活用する法人向けの業務特化デバイス。2024年に出荷する見通しです。

 「Visor」は、マイクロOLED(有機EL)ディスプレイを搭載し、Meta Questと同じ6DoFトラッキングを採用。視野角(FOV)は100度で、カラーのパススルー(周囲を見渡す)機能も実装予定とのこと。

 開発を手掛けるImmersed社は、同名のバーチャルワーキングVRアプリの開発で有名。「Visor」は、同アプリ向けの設計なのが特徴です。

 今回、予約を開始したのは「Visor 2.5K(片目2.5Kディスプレイ搭載)」と「Visor 4K(片目4Kディスプレイ搭載)」の2種類。価格はそれぞれ499ドル(約7万5000円)と、749ドル(約11万円)です。

 「Immersed」の永久サブスクリプションや、本社で同デバイスを先に体験できる権利といった特典が付属するファウンダーエディションも予約可能です。ちなみに価格は1249ドル(約19万円)。

 「Visor」シリーズは、PCと接続して使用する仕組み。Questとは異なり、デバイス単体では使えないので注意が必要です。

 公式サイトによると、バーチャルワーキング時には最大5枚のディスプレイをAR表示で可能とのこと。それだけ多くの表示に対応するなら、一般的な業務で「画面不足」に悩むことはなさそうです。

 同デバイスは、Windowsのほか、MacやLinuxにも対応。なお本体は、あらかじめユーザーの顔をスキャンすることで、購入者ごとに大きさを合わせて生産するとのことです。

 この仕組みだと結構、製造に費用がかかりそうですが、予約価格を見る限り上手くコストを抑えてるようですね。

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